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【心理学】あなた/誰かが躊躇している姿は、誰か/あなたに多くの判断材料を与える

2021年9月30日心理学

 ある問題が与えられて、それに皆が「Aだ」と答えている中で自分だけ「いや、Bだ」と答えるのは難しい。本当はBだと思いつつも、皆と別の意見を言いづらいから不本意だがAと答える、というような場合を同調圧力というが、難しさを与えているのはこの同調圧力だけではない。
 皆がAだと答えていること自体がその問題についての重要なヒントのように思えるからだ。つまり、本当にBだろうか?と、自分自身の判断を疑ってしまう。それは同調圧力とは異なる難しさだ。

 ただ、何れにしても葛藤が生じていることになる。そして、葛藤が生じれば問題を答えるのに躊躇が生じる。その躊躇は、自分の中で生まれて自分の決断をもって終わる自己完結的なものだろうか?
 そうではないようだ。あなたが躊躇している姿は誰かに影響を与えているし、誰かが躊躇している姿はあなたに影響を与えているようだ。

見出し

「研究チームによると、集団内の誰かが決断に躊躇している姿を見た人は、集団とは異なる決断を選ぶ可能性が約2倍高まることが分かった。

『決断に躊躇しているということは、その人物には葛藤が生じており、意思決定に自信が持てなくなっているということです。そしてそれを見る者は、集団的意思に対する疑いが生じ、自分自身が持つ情報に基づいた判断を可能にします。』とオハイオ州立大学イアン・クラウビク心理学・経済学教授は語る。

 実験は、8人のチームで行われる。まず、チームには3つのボールが入った袋が与えられる。そのボール1つ1つには、”A”又は”B”の何れが記入されており、最初の1人が袋からボールを1個取り出し、Aボールか又はBボールかを確認する。次に、その袋の中には”Aボールの方が多い”か”Bボールの方が多い”かを予想してもらい、その予想を記入してボールを袋に戻す。
 そして、次の1人がまたボールを1個取り出すというのを繰り返すが、2人目以降は、先に記入された予想を見ることができ、それを自分の予想の判断材料として使うことができる。

 例えば、あなたがチームの4人目として参加し、Aボールを取ったとしよう。それは、袋の中にはAボールの方が多いことを示唆する情報だ。しかし、前の3人の予想がすべて”Bボールの方が多い”であった場合、あなたには葛藤が生じる。

 あなたの前の3人は、Bボールを取ったからBボールの方が多いと予想しているのだとすれば、自分がAボールを取ったとしてもなおBボールの方が多いと考えて良さそうだ。だが、3人目もAボールをとっていたが、前の2人の予想を見てなおBボールの方が多いと予想したのかもしれない。そうであれば、Bボールの方が多いという予想は根拠のないものになる。
 ここで3人目が予想の記入を躊躇していたかどうかが重大な判断材料を提供することになる。後者のケースの場合、3人目にも葛藤が生じており選択を躊躇していた可能性があるからだ。

 実験の結果、このような自分の持つ情報(Aボールを取った)と集団(Bボールの方が多い)が衝突したとき、前の参加者が素早く選択をした場合には、集団と異なる選択(Aボールの方が多いと予想)をする可能性が33%であったのに対して、前の参加者が選択に時間をかけた場合には、集団と異なる選択をする可能性が66%に高まることが分かった。

『最初に2つ3つの間違った判断が全体の間違いに繋がるのが集団というものです。しかし、他の人の迷っている姿を見ることは、負の連鎖を断ち切って集団の行く先を変えることを可能にします』とクラウビク氏は述べる。
 そして、それは逆方向にも作用するという。他者の素早い判断もまた情報となる。例えば、誰かがワクチンの接種を躊躇していると、自分も迷ってしまうかもしれない一方で、誰かがワクチンを接種することを素早く選択した場合には、自分も同じ選択をしたいと感じるかもしれない。

 ただし、この研究は普遍的なルールをを示すものではないという。
『決断に時間がかかったことは、躊躇ではなく熟考したことを示しているかもしれません。重要なのは、素早い決断が自信を示しているのか、思慮がないだけなのか見極めることです。』と同氏は述べた。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: OddNothic
「悪いが早い決断は、完璧だが遅い決断よりも良い」という誰かの古い軍人だかリーダーだかの言葉を思い出す。
 人々を従わせることが重要であれば、それは理にかなっているのだろう。


名前: cerberus6320
>>OddNothic
 それはちょっと軍にとって良い結果にならないんじゃないかと思う。決断のための重要な部分はしっかりと分析した方が良い。


名前: MagicEightBall42
>>cerberus6320
 いや、その言葉の実際の意味は、完璧な判断を見つけるために時間をかけてる間に死ぬぐらいなら、多少欠陥があっても早く判断したほうが良いということ。


名前: helmMS
>>MagicEightBall42
 多分”悪い”って部分が間違っている。いくら早くても致命的な決断が良いわけがない。
 “悪い”決断ではなく”不完全な”決断というべきだったんじゃないかな。
 さらに言えばリーダーというのは”様子見”という選択をすることもある。これは躊躇ではなく1つの決断だ。


名前: BurgerMcKinley
跳ぶ前によく見なさい。
でも
幸運は勇者に味方する。


名前: amostusefulthrowaway 2
>>BurgerMcKinley
早起きの鳥は虫を捕らえる。
でも
2匹目のネズミがチーズを得る。


名前: 1blckbx 1
善人ほど信念がなく、悪人ほど情熱的だ。


名前: yenachar
 誰かに協力を求めるなら、迷わず決断する姿を見せることだろうけど、中々難しいよね。


名前: Bleepblooping
 むしろ私はしっかり考えていることを示すために、わざと時間をかけてから答える。


名前: normalguy821
>>Bleepblooping
 たしかに、そうやって時間をかけて答えを出す人の方を信用してしまうな。
 それから、自分の場合、勝ち気な性格だから、つい誰かの提案、特にぱっと出された提案には、とりあえず異議を唱える傾向がある。
 まぁとはいえ、覚えてる範囲ではって話だから、ひょっとしたら他人の即断即決に無意識に寄り添ってしまってるかもしれないけど。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit