にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへまとめ
このエントリーをはてなブックマークに追加

【生活】独学の難しさの原因?ハンドジェスチャーは生徒の理解を助ける

2021年10月5日心理学,生活

 海外の学者や経営者のプレゼン映像等を見ていると彼らはとくにかくやたらと動く。落ち着きがないなぁとも思うが、理由もなく動いてるわけではないだろう。ではその理由は?、一番最初に思いついたのは、感情があまりに高ぶって動いてしまう、というものだが、何度も同じ舞台を経験している人が、その度に居ても立っても居られないほど興奮しているというのはあまり現実的ではない。

 注目を集めるためだろうか?、ハエ等が近くで飛んでいると、私達はそれが大した脅威でないと知っていてもそれに注目せざるをえない。ネコをバカにはできない。私達人間もまた動くものについつい注目してしまうのだ。そういった心理を利用して自分に注目を集めているのだろうか。
 ありそうではあるけども、人は慣れる。何度も、そして誰もがそれをやる状況で、注目を集めるという効果を期待し続けることはできなさそうだ。

 そもそも彼らが講演している理由が答えを示していた。それは何かしらのことを聴衆に伝えるため、何かを理解してもらいたいからそうしているのだ。彼らがやたらと動く理由もそこにある。それが聴衆の理解を促進するのだ。

今どっちの話をしているのだろうか?

「研究チームは、教師の用いる身体的なジャスチャーが生徒の理解・記憶を助けるかを調べる実験を行った。

 実験は、蒸気船について教師が解説授業をするというもので、その際、手を左右に動かすことで右の蒸気船についての説明か、左の蒸気船についての説明かを示す"構造的ジェスチャー"と、手を合わせたり離したりすることで船体の深さを示す"表層ジェスチャー"の2つのジェスチャーを、どちらも使った授業グループ、どちらか使う授業グループ、どちらも使わない授業グループに分けて行う。そして、授業後にそれぞれのグループの生徒に対してテストをして記憶・理解度の差を確認する。

 記憶のテストでは、授業内容の要約や、ある事実とそれぞれの蒸気船との対応などの説明をすることが求められる。
 推論のテストでは、「蒸気船が浅い川で運航されているとき、そこからエンジンの圧力状態について何がわかるか?」などの質問によって、単に授業を思い出すだけではなく、蒸気船の様々な特徴相互の関係性を自ら考えて見出す必要があり、これによって新しい知識をどれだけ頭の中で正しく整理できているかを確認する。

 テストの結果、研究チームは、構造ジェスチャーを使っ授業グループの生徒が推論テストにおいて有意に高い得点を獲得することを発見した。
 このことは、言語情報が身体的なジェスチャーによって生徒達の頭の中で空間的に配置され、より整理された理解を助けて推論能力を向上させたことを示唆している。

 だが、ジェスチャーは万能ではない。構造ジェスチャーも表層ジェスチャーも生徒達の記憶テストの成績を向上させず、また、表層ジェスチャーだけでは、推論テストの得点を向上させなかった。

 研究者らは、この結果は、これまでに提唱されている、学習の構築-統合モデル*と合致するもので、構造ジェスチャーが、構造の理解を促進しているのではないかと考えている。今後の研究では、如何なるハンドジェスチャーが効果を持つのか、またそれが騒がしい注意散漫な教室でも効果を発揮するのかなどを検証したいとしている。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

*構築-統合モデルとは、『学習理解とは、学習対象のミクロ・マクロな"構造の理解(構築)"と、その理解と"既知の知識を統合"するという2段階に分かれている』と、する説(著者注)

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: MercutiaShiva
 興味深いが、他の教育心理学と同様に自分で実行する前に再現性があるのか知りたい。


名前: oroboros74
>>MercutiaShiva 3
 ジャスチャー研究で調べてみればいい。
 それは、何度となく研究・証明されている分野で、スーザン・ゴルディンメドウ氏は数学におけるジェスチャー研究のその第一人者だ。またデイヴィッド・マクニール氏なども知られている。


名前: abu0
 覚えておきたいことがある時は、そこに意識を集中させた後に、自分の手に自分の指を触れる。
 それが自分の中で鍵を閉める合図になってる。あとは、思い出したい時にその鍵を開ければ記憶が溢れてでてくる。
 他にも誰か同じようなことやってる人いる?


名前: anodechango
 イタリア人はやたらと身振り手振りしながら喋るけど、彼らはこれを聞いてどう思うだろうか。


名前: InsecuritiesExchange
 詳しくはわからないけど、たぶんこれは脳が新しい情報を複数の手段(口頭・ジェスチャー)で処理することで、より強い結合を確立しているのだろう。
 学習の仕方には色んなやり方があるんだってことが認知されて、柔軟な教育が行われるのは良いことだ。
 私に関していえば、テキストの直線的な構造を崩してバラバラにして、それをクモの巣のように結合し、それをさらに色分けしていくことで、情報を自分の中に取り込んでいく。


名前: TechnicalCrab
 先生が中指を立てているときには、生徒達は先生のイライラを理解して教室を離れることを考え出すことを研究チームは発見しました!


名前: HidingInSaccades
 構造的ジェスチャーの意味がよくわからない。どちらかの手を左右に振るということ?


名前: oroboros74
>>HidingInSaccades
 要素Aと要素Bの違い、などを比較して説明する場合に、ハンドジェスチャーを使って、AのとBとを別の空間に配置する。例えば、「こっちがA…こっちがB…」等と手を動かしながら空間に言葉を配置する。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit