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【心理学】人々は億万長者という”ステータス”は嫌いだが、億万長者の”個人”には敬意を払う

心理学,生活

 Forbes誌発表の2021年億万長者ランキングを見ていると、驚くのはそれぞれの額の凄さもそうだが、2020年から2021年にかけての資産の増加だ。20位まで確認したが、その全員が資産を増加させているし、そのほとんどが100億ドル単位の爆発的な増加である。

 この期間、コロナ禍の中にあって多くの人が経済的に困窮したわけだが、彼らにとってはそれは大きなビジネスチャンスとなったのかもしれない。このようなものを見た時、人々はどのように感じるのだろうが、不公平感や敵意?危機をチャンスに変えることへの称賛?

 今回行われた調査は、アメリカの人々が、彼ら億万長者達をどのように見ているか、というものであったが、それは一言では言い表せない複雑な感情のようだ。

社会への不満と個人への敬意

「研究によると、人々の間にトップ1%(資産総額上位1%)に対する不公平感と、一方では、個々の億万長者達について、あまりそれが問題であるとは考えていない傾向があることが分かった。

『このような超富裕グループの存在は、人々に不公平感を抱かせ、そのような状態に至った経済システムや幸運についての疑問を抱かせます。しかし、そのようなグループに属していても個々人という単位では、人々は、その人物の才能、勤勉さを称賛し、それだけの富に値すると考える傾向があるようです』と、研究チームメンバーのオハイオ大学助教授ジェシー・ウォーカー氏は語る。

 201人を対象にした調査の1つでは、”CEOが一般従業員と比べてどれぐらいの報酬を受けるべきか”という問題について、ある事実がどのように表現して説明されているかによって、人々の意見が変わることが分かった。

 1つの説明では、"アメリカの大企業350社のCEOの給与は、平均的な従業員のそれと比べて1995年が48倍であったのに対し現在は372倍に増加した"、と表現された。
 もう1つの説明では、トップ350社にランクインした"特定の企業(Avnet)のCEOロバート・アイゼン氏の給与が、平均的な従業員のそれと比べて1995年が48倍であったのに対し現在は372倍に増加した"、と表現された。

 その結果、後者の説明を受けた人々は、前者の説明を受けた人と比べて、CEOが平均的な従業員と比べてより多くの比率の給与を貰うことについか寛容な見解を示した。この結果についてウォーカー氏は、億万長者が社会やメディアでどのように描かれるかが、人々の経済的不平等についての意見に強く影響を与えるのではないかと分析する。

 そこで、別の調査では、参加者にForbes誌の表紙を見せる実験を行った。
 それは世界の最富裕層の人々に焦点を当てた号で、半数の参加者にはそこからビル・ゲイツ氏等の著名な億万長者の写真を削除し、あまり知られていない億万長者7人が一緒に映された表紙を、もう半数には、さらにその7人の内の1人だけが残された表紙を参加者に見せた。
 そして参加者は、表紙の人物についての簡単な説明を読んだ後に、その人物についてどのように感じ、どれだけの富を持つに値するか、またどのようにその富を得たと思うかコメントにして評価した。

 その結果、1人の表紙を見てコメントした人は、7人の表紙を見た人のそれと比べて怒りが少なく、成功はその人物の才能や努力によるものだという考えが反映されているようだった。また、7人の表紙を見た参加者は、1人の表紙を見た参加者よりも、格差是正のために相続税に賛成する傾向があった。

『我々がグループとしての億万長者と、個人としての億万長者をどのように捉えているかは、我々の政策選考にさえ影響を与えているようです』と、ウォーカー氏は分析する。

 ある分析によると、コロナパンデミックの間にアメリカの億万長者達は1兆8000億ドル(62%)その資産を増やした。
『不平等に関する情報がどのように表現されるかが大事です。“トップ1%”というグループについての場合と、”特定の誰か”についての話の場合とでは異なる反応が得られるでしょう。情報の表現によって、我々の政策選考は無意識的に影響を受けているかもしれないので、人々もニュースに対して自分がどのように反応するか注意を払わなければなりません。』とウォーカー氏は語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: Skithe
まるで貧乏人のストックホルム症候群だな。


名前: ordinaryBiped
>>Skithe
ビル・ゲイツについてRedditで話題にしてみるといい。
ゲイツがいかに租税を回避して世界を救ってないかとか書いてみれば、結構な数の熱心な人々が1時間かけてゲイツを擁護してくれる。


名前: ice-crush
>>ordinaryBiped
その人達は反消費者、反労働者、反競争でビリオンを稼いだ人物が、将来ガンジーになると信じているのさ。
しかし、お金の魔力はそんなに弱くない。


名前: 2Tired2sleepLV
“富裕層に課税を”という言葉は嫌いだ。
その掛け声でなされた増税は、実際には富裕層へは届かずに、中産階級に直撃してくる。
今州税の上限を撤廃しようとしているけど、これは本当に富裕層への課税になるから、彼らは必死に排除しようとしているな。


名前: SmaugTangent
>>2Tired2sleepLV
うん、新税はいつも中産階級に打撃を与えてきた。
直接財布から盗んでいくこともあれば、間接的(税処理の専門家を雇わねばならない等)な場合もあるが、本当の金持ちにはほとんど影響を与えない。


名前: Infrared_01
富裕層への増税を望むのは、主として嫉妬だと思う。
本当に政府にはもっとお金が必要だと思っている人がいるのか?
単に自分よりも成功した人を見て怒っているのだろうと思うがね。


名前: Expensive-Shirt-3761
>>Infrared_01
政府の税収が増えれば、他の税金を減らしたり、様々な事業が行える。
税収が増えたら、それが雲の彼方に消えるわけじゃない。インフラや教育システムのために政府はより多くのお金を必要としている。
例えばNASAの資金を増やせば、より早く宇宙開発が推進されるだろう。
それが妬みか?


名前: Infrared_01
>>Expensive-Shirt-3761
政府はすでに十分にいびつなほどの金を持っている。
それをより効率的に使えば今みたいな問題を抱えることもないし、政府が拡大しなんでもかんでもするのを良いこととは思わない。
建国者達の理想に立ち戻るまで、飢餓ぐらいのほうがちょうどいい。


名前: Needleroozer
 私は億万長者がきらいだ。私が彼らより多くの税金を払っている限り彼らを嫌い続けるだろう。


名前: Street-Individual292
>>Needleroozer
あなたが億万長者でない限り、どうして彼らより多くの税金を払えるのだろう。


名前: Hank___Scorpio
人々は現実の自分の利益のためではなく、なりたいと思う自分にとって利益のある政策に投票する。


名前: DialMMM
>>Hank___Scorpio
自分の利益のためでなく、自分が正しいと思うことに投票すればいいし、実際にしばしば人はそうする。


名前: Lognipo
>>Hank___Scorpio
あるいは倫理や共感に基づいて投票する人もいるよ。その上で、その倫理や共感が、実力主義志向だって人もいるんだと思う。


名前: Only_the_Tip
人々が億万長者を愛する理由は、彼らがほとんどすべてのメディアを所有しているからじゃないかな。


名前: CapybaraWarrior
>>Only_the_Tip
そうだね、うまく仕組まれている。
ギロチンにかけられたくないなら最良の方法は、いじめている相手に自分を好きだと洗脳することだ。


名前: geoff199
原論文


名前: And1mistaketour
>>geoff199
全部読んだわけじゃないけど、この研究での再分配についてのいくつかの表現は、それこそなにかの強い意図を感じさせるわ。


名前: steve_b
>>And1mistaketour
意図はわからないが、結論としては、この研究はあらゆる種類のグループに当てはまるというもののようだ。
特定の個人を標的にするよりも概念(例えば億万長者、中国人、モンスタートラッック所有者)を標的に悪者にする傾向が一般的だろ?
社会を団結させるために敵を作ったりするのは、当たり前のことなのかもしれない。

それから、これは文化によってこれが変わるのか興味がある。
前に読んだ本でたしかロシアだったと思うけど、そこではリアリティ番組で一番人気がありそうな候補が負けるように投票する傾向が強く、一方、中南米では、ますます有利になるように投票する傾向があるとか。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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