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【宇宙】NASAは、SLSロケットを2050年まで飛ばしたい

宇宙

 以前の記事で、待望のスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットが来年打ち上げ予定であることを紹介したが、このSLSはとにかく高い、一度の打ち上げに20億ドル以上かかるそうなのだ。例えば、スペースXのファルコン9なら5,000万~6,200万ドルほどとその差は極めて大きい。

画像引用元:NASA

 もちろん、ファルコン9は、SLSと比べて小型でペイロードも小さいのだが、低軌道へのペイロードは、SLSで130トン、ファルコン9で22.8トンと、SLSは費用対効果に大きな問題を抱えており商用目的には使いづらく、巨大なペイロード故にSLSにしかできないことがある反面、活用できる用途が少ない。

 その上、SLSは完成延期を続けた結果、当初予定を超えた莫大な開発費がかかっており、これを打ち上げ費に加味すればますますコスパが悪化する。
 そこで、現在NASAは、SLSのコストを抑える方法を模索しているようだ。

手をあげる企業は現れるか

「NASAは、SLSとその関連システムについて”長期的な効率性と持続可能性を最大化”を進めるための要請を米国の航空宇宙産業に行った。
 要望書の中でNASAは、このSLSを”人間・大型貨物を月や深宇宙に運ぶ持続可能な安価なシステム”として”30年以上”飛行させたいとし、今後10年で年1回の有人飛行を提供したいと考えている。

 では、いかに持続可能で安価なシステムにするか。NASAは、SLSの製造と地上施設の所有権を民間企業に移し、その代わりにその民間業者から打ち上げコストが50%値引きされたSLSを購入したいとしている。だが、これまでNASAはこの打ち上げコストを公表しておらず、せいぜいホワイトハウス予算局が示した見積もり”1回の打ち上げに20億ドル以上”というものを、否定しなかったぐらいで、その透明性に欠いている。

画像引用元:NASA

 NASAは、 大型ロケットについて歴史的に楽観的すぎる展望をもっている。2011年に正式に公表されたSLS計画は、当初2016年末に最初の打ち上げが行われ、開発費は100億ドルに納まる予定であった。しかし、実際には開発期間は10年以上に渡り、ロケット及び地上システムには300億ドル以上の費用が費やされた。

 また、世界中の民間、国家によるロケット業界が少なくとも第一弾部分のエンジン部分の再利用を推進しているが、SLSはそうではない。さらに現在では、小型ロケットで部品を打ち上げて、宇宙空間における組み立て、燃料補給を行うという方法も模索されている。もはや、アポロ計画時代のような、”すべてを1度で打ち上げる”方式は持続可能ではないと考えられてきているのだ。

 NASAは、この要請について、2022年1月27日までに産業界からの回答が得られるよう希望している。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: BaggyOz
これは恥ずべきことだよ。
30年のことを言ってるんじゃない、1年に1回しか打ち上げるつもりがないことを言っている。
アポロ計画では1年に2回打ち上げられたが、それでも大衆はすぐに興味を失って計画は終わった。
なのに、今度は1年で1回で十分だと言い出した。


名前: DeepSpaceNebulae
>>BaggyOz
1年に1回てのは、SLSに限ったことで、それをサポートするためにより低額の民間ロケットを並行して打ち上げるつもりじゃないかな。
SLSはたしかに高すぎるが、しかしこういう計画があとに民間で活用される新しい技術を生んでいる。
だから、各国もなんだかんだで独自のロケットを欲しがる。


名前: Gotigers811
>>DeepSpaceNebulae
SLSについて言えば、新しい技術を可能な限り使わず、できる限り既存の技術や部品を使う方針だが


名前: HolyGig
>>Gotigers811
たしかにSLSにはスペースシャトルのエンジンや固体ブースターを再利用している。
とはいえSLSとシャトルは大きく異なるものだ。
コストについて批判があるにせよ、その性能はとても優れていて、さらにICPSを搭載すればさらなる向上もはかれる。
どうなるかも分からないスターシップにすべてを託す気はNASAにはないだろう。


名前: Spudmiester
まず自前の重量物の運搬能力を開発して、その次にコストを下げていく。
合理的だと思うけどね。そして、コストを下げる方法の1つは、とにかく定期的に使うことだ。


名前: Comfortable_Jump770
>>Spudmiester
この場合の“定期的に使う”は1年に1回の打ち上げをいい、”コストを下げて”は1回10億ドルの削減を意味するな


名前: Mephalor
まず一度飛ばしてみてから2050年までの契約延長を考えるべきでは?


名前: gerkletoss
>>Mephalor
この30年ってのは契約なのかね、それとも計画なのかね?
30年契約なんて聞いたこと無いけど


名前: Mephalor
>>gerkletoss
議会や古い宇宙産業界は契約にしたいと思っているかもね。
地方の仕事創出とか、あるいは中国の発展ペースを考えると、有人宇宙飛行能力をまた無くすのを恐れている人々もいるかもしれないし。
ただいずれにせよ、1度も試乗せぬまま、30年間同じような車を毎年購入する契約をするなんて頭おかしい。


名前: phryan
>>Mephalor
あぁ、契約によって今後30年間特定の分野の雇用を保証することができる。
すぐにスターシップブルーオリジンは、SLSを半世紀前の性能に高級車のような価格をつけたようなものにしてしまうだろう。
だから、議員達はSLSがまずいとバレる前に早く契約を結びたいだろう。


名前: very_humble
スペースXのスターシップは、SLSのコストの10%で打ち上げられる。


名前: 47380boebus
>>very_humble
そう彼らは宣伝しているだけで、まだなにも証明されていない。


名前: very_humble
>>47380boebus
SLSの20億ドルで飛ばせるってのだってまだ明らかじゃない。もっと高いかもしれない。
スペースXがファルコンヘビーで9,000万ドルと宣伝していることを考えれば、スターシップはせいぜいその2倍ぐらいじゃないだろうか。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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