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【米国】ニューヨーク市は、全米で初めて安全に違法薬物を接種できる施設の開設を許可する

北米,生活

 意味不明なタイトルだと思われるだろうが、けして間違ったタイトルでもクリックベイトしているわけでもなく、その通りのタイトルなのである。

 違法薬物を摂取する人々は、しばしば不衛生な環境・道具でそれを行い、また、オーバードーズ(過剰摂取)に陥りやすい。そこで、衛生的な環境・道具の提供をし、監視や医療スタッフを置くことでオーバードーズその他の問題に対応しようというのが、この監視付き注射施設(SIS)あるいはオーバードーズ防止センター(OPC)等と呼ばれる施設である。

 逮捕してしまえば早いじゃないかと思われるかもしれないが、アメリカでは残念ながらもはや警察力・司法力が及ばないほど違法薬物が蔓延しており、(合法薬物も含め)オーバードーズによる死亡事故が、2000年に17,415件であったところ、2021年には100,000件を超える見通しとなっている。

 つまり、このような施設があろうがなかろうが依存症者はそれを打つのであり、どうせ打つならせめて衛生的にということと、施設での薬物教育やセラピーを行うことで薬物中毒から抜け出すきっかけにさせたい、というのがこのような施設の趣旨である。

同等の施設がある国として、欧州各国、カナダ、オーストラリア

「火曜、ニューヨーク市の許可の下、全米で初めて逮捕の恐れなくスタッフの監視の下で違法薬物を使用できる施設(OPC)が同市で2ヶ所開設された。
 コロナパンデミックの中、ニューヨーク市でも全米でもオーバードーズによる死者数は過去最高となっており、今回の取り組みはこれに対応するものである。

 それらの施設では開設同日に5人のオーバードーズ者を出したが死亡者はおらず、むしろこれは施設の趣旨の正しさを証明するものであると同市ビル・デブラシオ市長は記者会見で述べた。

 同施設では、スタッフが常駐し、薬物接種用の減菌された道具が提供され、またオーバードーズを防止するためにナロキソンを投与したり、あるいは依存症治療のためのカウンセリングが行われる。違法薬物それ自体は本人が持参しなければならないが、所持や使用で逮捕される恐れはない。

 この2つの施設は、同市の資金援助の下で、非営利団体“OnPoint NYC”によって運営される。施設にはそれぞれ特色があり、1つは違法薬物使用経験者によって運営され、もう1つは医学的訓練を受けたスタッフにより運営される。このことについてOnPointの責任者カイリン・シー氏は、施設運営のアプローチの違いがどのような影響をもたらすかの研究調査のためであるとする。

 このような施設について、違法薬物使用者を増やすのではないかと危惧する近隣住民の声も聞かる。しかし、ニューヨーク市立大学公衆衛生学ペドロ・マテウ・グラバート准教授は、『施設によってHIVやC型肝炎などの感染を減少させることができ、ひいては地域社会にとっても利益をもたらすでしょう。薬物接種をする人を助けることが、街の衛生を助け、死に至るオーバードーズを防止することになるのです』と、語る。

 同市では、今の所OPCを更に増やす計画については発表を行っていないが、マテウ・グラバート氏は、
『手遅れになってからではいけない』として、薬物依存レベルやオーバードーズのリスクに応じてより多くの施設が必要であるとした。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: sexypineapple14
アメリカ人だけど初めて聞いたわ。どういう感じで運営されるんだろ?
違法薬物を持参してそこで使うわけだけど、安全な量にセーブしてもらえるとか、更生させてもらえるとか?


名前: I_want_punctuation
>>sexypineapple14
要するに複数の小部屋があって、そこで持参した薬物を提供された清潔な注射で接種する。
ただこの手の施設の根本目的はオーバードーズの防止であって、そのために監視スタッフがいる。
実際この施設でも開設当日に2人のオーバードーズを止めたそうだよ。


名前: jedikraken
こういった施設は前から多くの国であるしオニオンではない。
著者注:このサブが風刺ニュースを発信するジ・オニオンというメディアに載りそうな記事を挙げていこうというr/nottheonionなので、ここにいう”オニオンではない”は、風刺のしがいがある奇妙さや愚かさのあるニュースではないというぐらいの意味。


名前: Gaymer_420
>>jedikraken
サンフランシスコにも数年前からこういった施設はすでにある。


名前: Atomic_ad
>>Gaymer_420
サンフランシスコのそれは、清潔な針とナルキソンの提供や薬物教育を行うけど、その場で薬物使用自体を認めるようなものじゃなかったと思う。
これが新しいのか、それとも私が知らなかっただけかわからないけど。


名前: LaYrreb
>>Atomic_ad
アメリカはわからないけど、ヨーロッパの一部の国だとヘロイン系に対処するためのこういう施設があるよ。
それらの施設ではオーバードーズ死亡率が0%になる。


名前: Finory
>>jedikraken
ドイツには普通にあるし、なんならそこで働いたことがある。
依存症患者の生活の改善や、病気の蔓延の防止、街の物理的な清潔を進めるための出発点になると思うよ。
すでに効果的であることは証明されているし、あとは政治家がそれを認めるかどうかだけだ。


名前: Prophets_Hang
まじでアメリカには安全な使用場所がこれまで無かったの???


名前: sexypineapple14
>>Prophets_Hang
自分が住んでたところだと警察がそういう場所だって宣伝した上で来たやつ全部逮捕したな。


名前: Shortyman17
>>sexypineapple14
たしかに使用はできなくなる方法だな…


名前: Ephemeral_Being
>>Prophets_Hang
そもそもそういう施設の運営は厳密には違法だからね。
今の政権は彼らの起訴することはないだろうが、それでもこういった施設の運営が連邦犯罪であることには変わらない。
彼らは自分達の行為を記録し公開しているわけだから、今後大統領が変われば彼らは逮捕されるかもしれない。


名前: h333h333
バンクーバーにもあるよ。設置してある場所はカナダの最貧困地域で犯罪も多いことで知られてる場所の1つ。
その状況は年々悪化していっているし、素直にいって施設が地域に貢献しているとはいえないと思うね。バンクーバーのオーバードーズ患者もますます増えていっている。
薬物依存症やホームレスの問題を解決する手段として違法薬物接種施設に求めるのはどうかと思うよ。


名前: markusmunnius
>>h333h333
自分もバンクーバーだけど、この手の施設は薬物依存症やホームレス、あるいは犯罪それ自体を解決するような目的をそもそも持っていない。
それは、オーバードーズを防止し、注射器由来の感染症を予防することを目的としている。
施設は、何千人もとまでは言えなくとも少なくも数百人の命を救ってきただろう。


名前: baddoggg
>>markusmunnius
それで周辺地域は荒廃していく。一般居住者よりも薬物中毒者の安全のほうが大切なんだからしょうないね。


名前: Finory
>>baddoggg
そうではない。私は施設の近くに住んでいる者だけど、施設ができてから明らかに周辺が安全になった。
中毒者が路上で打ってたりオーバードーズでぶっ倒れている人を見ることもなくなったし、依存症者自体が減ったと思う。
もともとここは問題を抱えた地域で薬物常習者だらけで、路上でも公園でもかつてはどこにでもいたんだ。


名前: DeadDinosaur-8
全然オニオンじゃないだろう。麻薬戦争は失敗したことは既に明らかなわけで、路上で死んでいく人々を見守るよりも
せめて安全に使ってくれというのは、合理的なアプローチだ。


名前: thesehalcyondays
>>DeadDinosaur-8
うん、彼らにリソースを与えるのみならず、治療へのきっかけを作ることにもなる。


名前: Jack_Hoffa
今後これがどうなっていくのか興味深い。良い方向に効果的であることを願うよ。


名前: Jjex22
>>Jack_Hoffa
このような施設については賛成側、反対側から正反対な研究がでているね。つまりまだわからない部分もある。
利用者にとってはより安全になるということは正しいけれど、一方で施設周辺が薬物のホットスポットになるというのもたしか。
とはいえ、多くの人はわざわざ遠征までしてそこにはいかず、地元の人だけ集まるわけだけど
それはそれで、今度はかなりたくさんの場所に施設を設置しないといけないという意味でもある。
それから、警察の報告書によると周辺の犯罪が増加すると報告するものがあるが
それがそのさらに外側での犯罪を減らしている可能性もあり、やっぱりまだまだわからない。
まぁ簡単に言えばより大きなコミュニティという単位では良い方向になりそうだけど、その施設から物理的に近すぎる場所はちょっと心配になるかと。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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