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【心理学】夫婦間において夫は自らのストレスが高まると妻へのサポートを怠りがちに、だが逆はそうではない

心理学

 もとより人間関係は互恵的な関係を前提としているが、夫婦関係にあっては特にそれが求められることだろう。生活を共有することは利益を共有することであり、互いのサポートを行うことは利益の最大化をはかることになるからだ。

 そのような互恵的な関係がうまくいかなくなった時には、その関係の亀裂は友情よりも夫婦の間のほうがより深いものとなり最終的には関係そのものを終わらせるかもしれない。

 新しい研究によると、夫が慢性的なストレスを抱えている場合には、妻へのサポートの必要性を認識したり、それを実際に提供したりする可能性が低くなるという。

妻側のほうになぜストレスが影響しないのかが気になる

「パートナーをサポートすることは重要だが、そのためには相手に十分に関心を向け、サポートの必要性を認識し、適切な方法とタイミングでそれを行う必要がある。

 しかし、新たな研究によると、ストレス、特に慢性的なストレスの存在は、そのようなサポート能力にマイナスの影響を与えることを示唆している。

 調査は、初婚かつ結婚から6ヶ月未満で子供のいない夫婦121組を対象として行われたもので、夫婦は各種のアンケートと14日間日記を記入するように求められ、更にその後2年間に2度同じ調査を繰り返した。

 アンケートは、慢性的なストレスの有無程度を評価するために用いられ、日記は、日々のストレスの有無程度、パートナーへのサポートの必要性の認識、パートナーへのサポートの提供、及び、自分へのサポートの必要性の認識を評価するために用いられた。

 その結果、慢性的なストレスを抱えた夫は、妻へのサポートの必要性を正確に認識する能力が低下していることが分かった。しかし一方で、日々のストレスを抱えた夫にあっては、そのような能力についての低下が認められなかった。

 これは意外な結果である。通常、日々の突発的で急激なストレス(例えば交通事故など)は周りを見失いさせそうなものだからである。
 ありうる説明は、夫婦は互いのニーズを認識する能力を自然と有しており、たとえ一時的な混乱が生じてもそれを完全に失ったりはしない一方で、慢性的なストレスを抱えた場合には、その能力を利用するエネルギーやリソースそのものを消耗しきっているのではないか、というものである。

 また、調査の結果からは、慢性的なストレスを抱えた夫の場合、たとえ妻へのサポートの必要性を認識している場合でも、なおサポートを提供する可能性が低くなることもわかった。他にも、夫は妻へのサポートの必要性を認識した場合でも、自身のストレスのほうがより大きいと考えたときには、妻へのサポートを提供が小さくなるという傾向も発見された。

 なお、妻の場合には自らのストレス状況が、夫へのサポートに影響を与えることは発見されなかった。今回の結果は、性差によるストレスと共感性の関係の差異についての既存の研究結果と一致するものであった。

 夫婦・恋人関係のメリットの1つは、自分をよく知りかつ想ってくれるパートナーからのサポートの存在である。サポートが不十分である時、ストレスの多い生活(経済的困窮など)を送る夫婦の結婚生活への満足度や幸福度が低下することも知られている。

 では、どのようにこの問題に対処するべきだろうか。

 サポートを必要としているといっても直接に助けて欲しいと言うとは限らない。特に自尊心の低い人は、より間接的なサイン(愚痴、助けを求めぬまま問題についてのみほのめかすなど)を示す傾向がある。したがって、夫婦は互いにサポートを必要としているときに示すサインを学ぶ必要がある。
 そして、ストレスをよりよく管理するためのツールやスキルを準備することである。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: whazlewo
>慢性的なストレスを抱えた場合には、その能力を利用するエネルギーやリソースそのものを消耗しきっているのではないか
>特に自尊心の低い人は、より間接的なサイン(愚痴、助けを求めぬまま問題についてのみほのめかすなど)を示す傾向がある

この2つが同時に生じると大惨事に至りそうだな。


名前: 0llie0llie
>>whazlewo
下の引用部分についてはあらゆる人間関係に対するアドバイスに使えると思う。


名前: munchy_yummy
>>whazlewo
多大なストレスと自尊心の欠如、自分と元妻の関係はまさにその状況に陥り破局を迎えた。
そうなってしまったらセラビーを受けるしかない。そうすれば私の結婚生活も救えたかもしれない。


名前: atridir
>>whazlewo
加えて強いストレスゆえにかえって自分が今サポートを必要としていることを認識できなくなることもある。
そういった状況にある人は当然パートナーに対するサポートの必要性を認識できる状態ではないだろうな。


名前: BGgungame
ストレスを抱えれば自分のことにばかり集中してしまい、誰かの身に起きている問題に気づくことも助けることもできなくなるというのは当たり前のことのように思える。


名前: i_quit
>>BGgungame
そういった時だからこそパートナーの支えが必要なのさ。


名前: MisterBroda
うん、一般的に男はメンタルのサポートネットワークが脆弱で、社会もそれに無関心な傾向がある。
そんな中で“男なんだから”って叱咤激励されても、エネルギーがもう残っていない人も多かろう。


名前: ShredAloha
これは慢性的なストレスを抱えた親と子供の関係でも同じ結果になるんじゃないかなぁ。


名前: secnull
逆は?つまり妻が慢性的なストレスを抱えている場合の影響は?


名前: GlandyThunderbundle
>>secnull
うん、この研究は伝統的な男女関係、“男が働き養う”を前提としているのか、あるいは、それ以上のことを男にだけ求めているのか?


名前: kupimukki
>>GlandyThunderbundle
記事を読もう。このような影響は夫のみに認められ、妻には無かったと書かれている。


名前: Disgraced002381
慢性的なストレスを抱えている人っていうのは、それはその人自身が誰かからストレスに気付いてもらえて十分なサポートを受けられているわけではないことを意味するし
そんな人なら当然誰かのストレスにも気付くこともサポートすることもできないだろう。
でもそこに男女差があることには驚いた。


名前: CalicoFlannel
こういったことがあるから、私は自分にサポートが必要だと感じたときにはそれを素直にパートナーに伝えるようにしている。
相手が勝手に察してくれるなんて期待したってそれは失敗に終わるのだから、自分からわざわざストレスになるようなことをする必要はないだろう。


名前: MisterBroda
>>CalicoFlannel
本当にそれは大事なことだね。言いたいことは言う、聞くべきことを聞く。誰にもメンタリストであることを求めるべきではない。
子供ならそれでいいよ、でもいい年した大人同士の関係でやることじゃない。


名前: theragu4
>>CalicoFlannel
はっきりと言わない理由は、パートナーがストレスの限界近くにある場合には、話すことそれ自体が強いストレスを生み出しかねないからだ。
仮にそれに耐えられたとしても、極度のストレス状態にある人はもう新しい情報をなにも吸収することができない状況になっていて話すことが無意味なこともある。
これはあくまで一例だけど、常に素直に言い合うことが誰でもどんなときでもいいんだということではないんだよ。


名前: GrendelianMind
>>theragu40
自分と彼が別れることになった理由の1つがそれだった。
彼はコロナ禍と失業の中で慢性的で大きなストレスを抱えていて、もはや私からのサポートさえ拒絶した。
私が彼に自分のストレスについて伝えても“忘れろ”というだけだし、会話は減り関係は悪化していった。
もちろんこれだけが別れた原因というわけではないけど、より健全で幸せで協力的な関係を作ることが困難となる理由にはなった。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit