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【心理学】Google検索を利用すると賢く(なった気に)なる

インターネット,心理学

 インターネット、特に検索機能は素晴らしい。大概の疑問は少し調べるだけで答えが出てくる。例えば、今たまたまyahooのIT・科学のトップニュースに、”米の探査機 太陽コロナに初到達”という記事があったのだが、これについて少しググるだけで、その探査機が人工物として史上最高速度記録を持っているという情報を手に入れることができる。

 いや、私はこの知識を既に知っていた。以前にこの探査機について色々と調べていたと思うし、その時にその情報を見て記憶し自分の知識の中に投げ込んでいたはずだ。だから知っていたはずだ。

 しかし、ちょっと今ではそのことに自信が無くなってきている。今回紹介する記事によると、Google検索を利用して調べものをすると、ググって得た知識を自分の既存の知識と混同したり、あるいは自分の記憶力についての過信が生じている可能性があるからだ。

過信しないためにはまず見当をつけてから調べると・・・

「インターネットは知識を大衆化し、人々が関心を持つトピックについてネットは常に新しい情報を提供してくれる。

 だが、テキサス大学の研究チームによる新たな研究によると、ネット検索を利用する人は、ある知識が真に自分の有する知識か、それともネット上に落ちていた知識なのかを区別することができないことがあり、また自身の記憶力を過大評価する傾向があるようだ。

 この研究では複数の調査を行い、被験者の記憶に関する能力(記憶力・情報処理力・情報アクセス力)についての自己評価(それが有るか無いか)を分析するものであった。

 第一の調査は、一般的な問題テストについて、自分の知識のみ又はGoogle検索の力を借りて答えてもらい、その後で先ほどの自己評価を求めた。その結果、当然Google利用群の方がテストの正解率が高くまた自身が情報アクセス力を持っていると評価する傾向があったが、それだけではなく自身が記憶力も高いと評価する有意な傾向が見られた。

 第二の調査は、この記憶力が実際に高いかを調べるものであったが、その結果、実際にはそのような結果は得られず、Googleの利用が自身の記憶力についての過大評価を生んでいることが示唆された。

 第三の調査は、その過大評価がどのような場合に生まれるかを調べるものであり、テストの時にまず自分の知識のみで問題に一旦答えてもらい、その後Googleの力を借りて答えてもらったが、この場合には自身の記憶力への過大評価は生じず、この余分な過程が過信を防いだことが示唆された。

 第四の調査は、問題の難度(低・中・高)によってその過大評価に違いが生まれるかを調べるもので、その結果、中難度についてGoogleの力を借りた場合にのみ強い過大評価が生じることが発見された。
 これは、低・高難度の問題については、自分が答える知識を持っているか持っていないか明確な一方で、中難度の問題ではそれが曖昧になるためであると推測される。

 最後の調査は、Google又はwikipediaの力を借りて答えてもらうというもので、wikipedia利用群に対しては問題について参照するべきページへのリンクが添えられていた。その結果、Google利用群は自分の有する知識と、Googleを利用することによって得た知識を混同する傾向が見られたのに対して、wikipedia利用群では、それを混同する可能性ははるかに低かった。
 このことは、自ら検索して情報にアクセスするという場合と、教えられてアクセスするという場合とでは、異なった体験をすることを示唆している。

 一連の調査を総合的に見ると、我々は自分自身の知識や記憶力について正しく評価することがあまり得意ではないようだ。とはいえ、実際のところインターネットにアクセスして情報を入手できるのだから、通常それは大した問題となることはないかもしれない。
 だが、自らの知識としなければならない新しい情報に出くわしたときに、それを既に持っている知識であると誤信してしまうと、我々の学習に悪影響を与える可能性もあるだろう。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: happyonna
ぐぐって覚えたらそれは自分の知識だ。今はもうどんな情報でもそこにある。
それとも人間は生まれた瞬間から知識をもっていると?
どうしてどこで得た知識か、なんてのを重要だと思うんだろう。脳に入ってもどこから来ようが一緒だ。


名前: mistyskye14
>>happyonna
覚えてしまえば自分の知識だってのはそうなんだけど
本当はちゃんと覚えてないことをgoogle検索で思い出せるせいで、自分の知識を過信するのが問題だって研究だ。
例えば、世界一高いビルは誰でもググったことがあるからみんな知ってるよって言うだろうけど、はたしてその名前を正確に答えられる人はどれだけいるか。


名前: SquirrelyAsNutz
これはダニング=クルーガー効果という認知バイアスの一種のように思えるな。
つまり、外部知識にアクセスすることに依存している人は、内部知識の不十分さを認識できず自分への過大評価の傾向があるということだろう。
それに、なんかソクラテスによる文字に頼ることへの警告を思い出したな。
>「王様、この文字というものを学べば、エジプト人たちの知恵は高まり、もの覚えはよくなるでしょう。私の発見したのは、記憶と知恵の秘訣なのですから。」――しかし、タモスは答えて言った。
>「たぐいなき技術の主テウトよ、技術上の事柄を生み出す力をもった人と、生み出された技術がそれを使う人々にどのような害を与え、どのような益をもたらすかを判別する力をもった人とは、別のものなのだ。いまもあなたは、文字の生みの親として、愛情にほだされ、文字が実際にもっている効能と正反対のことを言われた。なぜなら、人々がこの文字というものを学ぶと、記憶力の訓練がなおざりにされるため、その人たちの魂の中には、忘れっぽい性質が植え付けられることだろうから。それはほかでもない、彼らは、書いたものを信頼して、ものを思い出すのに、自分以外のものに彫りつけられたしるしによって外から思い出すようになり、自分で自分の力によって内から思い出すことをしないようになるからである。じじつ、あなたが発明したのは、記憶の秘訣ではなくて、想起の秘訣なのだ。また他方、あなたがこれを学ぶ人たちに与える知恵というのは、知恵のが意見であって、真実の知恵ではない。すなわち、彼らはあなたのおかげで、親しく教えを受けなくても物知りになるため、多くの場合ほんとうは何も知らないでいながら、見かけだけはひじょうな博識家であると思われるようになるだろうし、また知者となる代わりに知者であるといううぬぼれだけが発達するため、つきあいにくい人間となるだろう。引用元;こちら


名前: Psyc5
いったい何を言ってるんだこれは?
それは文字通り自分自身の知識だ。Googleは別になにも新しいもんじゃないそれは本と同じ役割だ。
“自分自身の知識”なんてのはそもそも誤解の塊みたいなもので、ググったほうが遥かに良い知識だ…


名前: CoderDevo
>>Psyc5
この問題は記憶力vsGoogleじゃないよ。
この研究では検索を使うことは問題解決する能力が高まること自体はそもそも認めている。
大事なのはそこじゃなくて、検索に頼りすぎるとなんでも自分が覚えられる人間だと過信してしまうということ。


名前: Psyc5
>>CoderDevo
今日日はネットに情報があるよっていうだけで1つの研究になるんだね。


名前: CuriousGrugg
>>Psyc5
だからそうじゃないって、記事をちゃんと読めよ。
インターネット上に情報があるかないかについての記事じゃないの。
人びとが自分の知っている知識と、知らないけどネットで簡単に調べられる知識との混同をしているって話しで
検索すれば簡単に情報を得られるから、人びとが自分の知識を過大評価しがちだって話しなの。
例えば、米国各州の州都の名前ならネットで簡単に調べられるだろうけど、それゆえに本当は忘れている知識なのに
自分の知識としてそれを保持できていると誤信している人がいるって話し。


名前: Psyc5
>>CuriousGrugg
>検索すれば簡単に情報を得られるから、人びとが自分の知識を過大評価しがちだって話しなの。
今に始まった話じゃない過大評価なんて人間はずっとそうだよ。
インターネットのお陰で色々なトピックがあることを知ってバカがよく理解もせぬまま
自分が賢くなった気になるってダニング=クルーガー効果の話なら、うん、20年も前からみんな知っているよそんな話。


名前: CuriousGrugg
>>Psyc5
>今に始まった話じゃない過大評価なんて人間はずっとそうだよ。
人間は様々な理由で自分の知識を過大評価するし、今回のもその1つだっていってんの。
それこそそうやってちゃんと意味を理解しないままみんな何でもダニング=クルーガー効果だって言いたがるけど
認知科学ってのはそんなラベル貼ってはい終了な学問じゃないんだよ。


名前: Psyc5
>>CuriousGrugg
さしたる知識もない人間がされど自己評価ばかり高まるというまさにダニング=クルーガー効果だろ。
トピックの存在を知り中身を実際にはなにも知らないままでも自分は知っているんだと思いこむという自己の能力への過大評価。
Googleに限った話じゃない。1つ1つは薄い知識のままトピックだけ広くしって、自己評価だけが上昇するなんてずっと前から知られている、何も新しい話じゃない。


名前: broanoah
>>Psyc5
まさにあなたは記事を体現した人のようだ😂


名前: jonathan-01
太陽の質量を知りたいと思ってググって学んだらそれは自分の知識にはならなくて、本から学べばそれは自分の知識ですって話?!
そこに矛盾があるのか、それとも彼らのいう“自分の知識”の定義が私には到底理解できないものなのか。


名前: CuriousGrugg
>>jonathan-01
自力で思い出せるなら“自分の知識”、調べないと思い出せないなら調べる対象がネットであろうが本であろうが“自分の知識”ではない。


名前: Endision
たしかに、長年google使ってきた結果として“トリビア”レベルの知識はやたら付いたけど
じゃあ、そのテーマについて何か深いことを1つでも知っているかと言われると、ほとんどなにもないわ。


名前: marinersalbatross
>>Endision
まぁでも表層的な知識を知ったことが興味のきっかけになるかもしれないし。
自分にとっては金魚のトリビアがそれで、どんどん深い知識を手に入れていったよ。


名前: Digitaj
>>Endision
私<ミツバチは人や動物を刺したあと、針を相手に刺しっぱなしにして自分の体を切り離すから死んでしまうんだ。
友達<へー、なんで?
私<FitnessGram™ Pacer Testは多段式の有酸素運動能力診断テストであり時間とともに苦しくなっていくよ。
友達<ほぉ…で、ミツバチは?
私<ヨウムの平均寿命が25年ってことは知っていたかい?
著者注;FitnessGram™ Pacer Testとは、20メートルシャトルランのこと


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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