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【心理学】学者達は、自分自身を追い込みすぎているかもしれない

2021年10月14日心理学,生活

 学者は、通常勉強・仕事熱心である。そうでなければ学者になることも、続けることもできないだろう。さらに推測すると、自分の専門分野に対する無限の知的好奇心こそが彼らが学者になり、また続けられる理由ではないかと思われる。つまり、"好きでやってる"のではないか、と。

 だが、常にそう言えるわけでもないらしい研究報告があった。あるいは、好き故なのか、自分自身を追い込みすぎてしまっている人々がいるようだ。

原因は、性格?環境?

ワーカーホリズム(ワーカーホリック)とは、過度かつ強迫的に働くことを意味し、うつ病や睡眠障害など精神及び身体の健康に悪影響を及ぼすこと、また、完璧主義ナルシズムと関連していることが知られている。

 今回、ワーカーホリズムについて大学教授を対象とする研究が行われた。
『学者は、ワーカーホリズムの経験をよくすることが知られています。それは学術界からの期待に応じるために無理もないことですが、さらに学術界における地位は、名声、称賛、社会的承認などを与えるものとして、ナルシズム的特性を持つ人にとってもとても魅了的なものです。』

『そのような見地から我々は、学者は、ワーカーホリズムに関連することで知られるナルシズムや完璧主義等の性格特性をもつ可能性が高いのではないかと考えました。そして、人格特性を理解するだけでなく、問題を抱えた人々を支援することも研究の動機です』、と本研究チームリーダーの教育科学部准教授エリフ・チイムシル氏は語る。

 研究は、トルコの学者317名を対象とするオンライン調査によって行われ、ワーカーホリズム、劣等感、完璧主義、ダークトライアド(≒ナルシズム)その他の因子を調査した。
 その結果、研究者らは、完璧主義、ナルシズム、ワーカーホリズムの3つが相関関係にあることを発見した。これは、”目標が達成できずに苛立ちを感じることが多い”という内容に同意する対象者は、”自分に見合った尊敬を得たい”という内容や、”同僚が仕事を終えてても自分だけ仕事をし続けることがある”という内容にも同意する傾向をもっていたことを意味する。

 また、研究では、劣等感も完璧主義、ナルシズム、ワーカーホリズムと関連していることを発見した。
『これらのことは、学者のワーカーホリズムが、劣等感を補おうとする過剰な努力であることを意味するかもしれません』と、チイムシル氏は語る。

 研究者らは、完璧主義についてさらに分類化して分析し、その結果、対象者達の内、非完璧主義者が20%、不適応的完璧主義者(世間の人々が達成できない理想を成し遂げることに駆り立てられている人)が17%、通常の完璧主義が44%、適応的完璧主義者(自分のゴールにたどり着くことをモチベーションとしている人)が19%であること、そして、不適応的完璧主義者の人々は、他のグループの人々と比較して、社会的・家庭的・個人的な幸福度が低いことがわかった。

 しかし、この4グループ間には労働時間についての有意な差がみられなかった。このことについてチイムシル氏は、『労働時間については、その他のワーカーホリズムに関連する人格特性とも関係性が見つかりませんでした。これはワーカーホリズムが、単に長時間労働することを意味するのではなく、仕事に関係した考えや気持ちから抜け出すことが困難な状況を意味することを示しています』と説明した。

 チイムシル氏は、すべての研究には限界があり、今回の研究も相関関係の発見であって、因果関係の説明ではないとしながらも、『劣等感は、不適切な育児や学習の達成感が得られない等の理由により小児期に形成されていく傾向があります。劣等感の形成や、それに関連すると思われるワーカーホリズム、完璧主義、ナルシムズなどの人格特性の形成を防ぐため、親や教育者は、このような経験から子供を保護することの重要性を認識するべきです』と、語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

 このように、研究では、学者達の性格特性の傾向と結びつけているが、下のレディターの反応は、それよりも学術界の歪な労働環境に問題があると考えているようだ。

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: epchilasi
 大学における終身雇用採用はほとんどまれである一方で、博士課程が適切な規模を超えて拡大し続けていることと関連しているのではないかな。


名前: foolwithabook
>>epchilasi
 それもあるだろうね。自分は、博士課程をドロップアウトしたけど、その理由は、学術界での成功とワークライフバランスの維持を両立させる方法はないと思ったから。
 論文を書け、さもなくば辞めろ文化は冷酷だ。


名前: Yotsubato
>>foolwithabook
 それが自分が医学者をやめて民間医になった理由
 学者の2倍の収入、半分の仕事


名前: pelicanfriends
 自分が大学院生だった頃の話、同じ学部の研究員の女性が妊娠していることを話てくれた。
 もちろん祝福したわけだけど、彼女は真剣ではないと判断されるかもしれないからと、指導教員には秘密にしておいてほしいと言われたよ。
 他にも、子供がいるなら博士課程に応募するなと言われた仲間もいた。
 それに、休日には行けないといえば仲間にからかわれたり。 結婚式前日に研究助成金の援助を求められて、ノーと行ったら降格や権限を失うと脅されたこともあった。
 学界、特にレベルの高いところほど、この手の話は枚挙にいとまがない。


名前: CaptainTrips1919
>>pelicanfriends
 私は、上司から私の障害について怠惰だとあざけられ、コロナワクチンを打とうとすれば、休まないといけなくなるからわがままだと言われた。
 彼女に、感染したらもっと大変だといったが、鼻で笑われた。


名前: Whatsmyageagain24
>>CaptainTrips1919
 本当に学界での話なの?どうすればそんなバカが学者になれるの?


名前: CaptainTrips1919
>>Whatsmyageagain24
 IQと性格がまともかは関係ない。
 それどころか、学者は専門分野について天才的である故に、最高の差別主義者でも驚かない。


名前: Rhawk187PhD
 私が熱心に働く理由は、そうしなければ仕事を失うということに基づいてる。
 そこに完璧主義もくそもない。今の私のキャリアの段階では質より量が求められる。


名前: spacejockey8
 留学生達は、自分の人生をかけてそれに取り組んでいる。
 彼らは学位や博士号を取得できなかったり、スポンサーになってもらえなければ、文字通り国外追放されてしまうからだ。
 “科学の発展のため”だとか、”まだ社会に出る準備ができてないから”とか、”名誉のため”だとかの理由で博士号をとっている地元民は、彼らと競争できないだろう。
 これは単なるワーカーホリックではなく生存競争だ。


名前: mckulty 3
 科学とは、教育を受けた人達同士で相手の間違いを証明しようとするものだ。
 そりゃストレスたまるよ。


名前: Sketti_n_butter
>>mckulty
 過去最高の科学の要約


名前: ExtractionImperative
 自分は、自分の専門分野で1,2を争うところで博士号をとったが、この分野でトップ中のトップの学者になりたいのなら、地位を愛し、週に100時間働き、地位を得るためなら、他のすべてをあきらめられるようでなければならない。
 彼らは自分の仕事を愛しているのだろうけど、私の目からはほとんどの人が不幸に見える。
 数多の賞を受賞し、たくさんの講演をしている有名な教授でも、まだ自分に自信がもてていないか、あるいはとても傲慢に見える。


名前: marti14141
 生物学の学生だった頃、講義のために何時間も費やしてくれるとても優秀な先生がいた。
 ただ、オフィスアワーのときに見たが先生の大学の部屋には仮眠ベッドがあり、駐車場の車もパンクしたタイヤのまま動いているのを見たことがなく、鬚も伸びるままで、大学から一歩も出ていないようだった。
 噂だと、奥さんが無くなったために仕事に没頭するようになったとか、今でもその先生のことをよく覚えている。


名前: SSABM
 今の職場にこういう人達多いよ。彼らと休憩時間に話をしても仕事以外のことについては壁に向かって喋っているのと変わらない。
 上司は週50時間以上働いていない人々を馬鹿にするが、私は働くために生きてるわけじゃないんでね。


名前: CitizenJustin
>>SSABM
うん、仕事をするために生きているワーカーホリックの人々は本当に気の毒だ。
 生きるために仕事をしよう。


名前: slong35
 この手の研究は、常にナルシズムと関連させたがるが、誰かが何かをすれば全部ナルシストということなのか。


名前: Madshibs 5
>>slong35
“なにかを成し遂げたいだって?!なんてナルシストなんだ!”


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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