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【仕事】Googleが”邪悪”だから?解雇された元従業員から訴えられる

社会

 今回のニュースは、Google社の元従業員達が同社を訴えたという話なのだが、その訴えた理由が中々興味深いので紹介したい。

 その前に前提知識を説明しておく。
 Googleは彼らの行動規範を開示しており、そこにはこの規範に反した従業員は解雇も含めた懲戒処分を受ける可能性があるとも書かれている。つまりこれはGoogleが企業として従うべき規範であると共に、そこで働く従業員も従うべき規範ということになる。

 そして、この規範の中に『don’t be evil(邪悪になるな)』というものがあり、さらにその言葉には、 『and if you see something that you think isn’t right – speak up!(そして不正だと思うことがあれば声をあげて!)』との続きがある。また、この規範の中には、規範違反を見つけた場合にそれを報告・調査した者への報復は許されないともある。

 今回のニュースは、この”邪悪になるな”が焦点になっているようだ。

邪悪な報復?

「2019年11月25日にGoogleから解雇された元従業員3人が、同社を“邪悪になるな”の行動規範に違反しているとして訴えた。“邪悪になるな”は、同社の行動規範書かれているもので、同社の従業員はその行動規範に従うことを誓約することが雇用の条件となっている。

 同社によると、この3人を解雇した理由は、この3人が彼らの職務範囲外の会社内部情報を組織的に調査し報道機関に漏洩させたというもの。

 しかし、3人は、アメリカ合衆国税関・国境警備(CBP)にソフトウェアを提供するというGoogleの決定に彼らが抗議したことが解雇の理由であるという。彼らは、CBP及びアメリカ合衆国移民・関税執行局(ICE)の活動にGoogleが協力しないことを求める請願活動に従事していた。

 訴状によると、3人は、トランプ政権下において移民の親と子を引き離して収容するCBPにGoogleが協力することを“邪悪”であると考え、“邪悪になるな”という労働契約上の義務に従ってその不正に対する抗議を行ったにすぎないとする。

 そして、彼らに対しGoogle側から同社の“データセキュリティポリシー”に違反していると指摘されたことなく、また“組織的な調査”を行った事実もなく、同社の正社員であれば誰でも見られるデータにアクセスしたにすぎないと主張している。

 “邪悪になるな”というポリシーは、Googleが巨大化を初めた90年代後半に生まれたもので、それは、巨大化に伴い反倫理的になるのではないかと危惧する従業員達との間で結ばれた約束であり、会社のモットーであった。
 しかし、2015年に社名をAlphabetに変更したあとには、会社としてのモットーからは外され、Googleの行動規範として残ったが、2018年には行動規範の最後の行に書かれるまで後退している。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: BlingyStratios
この“邪悪になるな”を彼らがポリシーにしていた時に、それを世界中が称賛していたことに違和感があった…
邪悪になるななんて本来最低限のことなのに、それがその新しくかつ勇気のある姿勢であるかのような称賛


名前: Sephiroso
>>BlingyStratios
Googleの”邪悪になるな”を称賛している人なんて見たことないけど。


名前: poindexter1985
>>Sephiroso
昔はいたんだよ。
2005年あたりだったら、MicrosoftやAppleその他の大手ハイテク企業と比べた時にGoogleは明確に“善”のイメージを持っていた。
ソニーとかがルートキットを入り込ませたり、どこもかしこもアドウェアやスパイウェアをバンドルさせている 時期にそんなGoogleの姿勢は新鮮だったからな。
もうすでに当時Googleは検索業界の独占企業と化してたけど、別に悪質な方法ではなく単に一番良いサービスだから独占を理由に叩かれることもなかったし。
過去における評価と今現在の彼らは別物なのさ。


名前: porno_americano
googleは嫌いだけど、“邪悪になるな”というスローガンの“違反”を理由に訴えるってのはアホらしい。


名前: zeptillian
>>porno_americano
それを雇用の条件として従業員に署名をさせてそれに従うことを求めているのなら、それは単なるスローガン以上のものになる。
そうは言っても、実際にこの元従業員達がなにをしたか次第だけどな。
というか、働いている会社に対して喧嘩ふっかけてなお仕事を続けられると思っている人の多さに驚くわ。
学校で習った公正さや正義の観念をして法律のように企業はそれに従うべきと考えるのは、理想はそうでも現実はそうじゃない。


名前: GloomyHamster
彼らの弁護士は儲けるだろうが、この3人はどうだろうか。


名前: passinghere
>>GloomyHamster
ほんと世の中お金がすべてだね😣


名前: amc7262
>>passinghere
いやお金云々は置いといても、元従業員側弁護士は“邪悪”を法的に定義することが求められるが
そんなことが簡単にできるわけでもないことが予想できるし、少なくとも今の時点で“邪悪”の法的定義などない。


名前: OpticalDelusion
>>amc7262
彼ら自身が邪悪を定義している
“そして不正だと思うことがあれば声をあげて!”


名前: Moonlighting123
>>OpticalDelusion
…それは何が邪悪かを定義するものではないし、それに“正しいこと”と“不正なこと”を定義しなければいけないという別の部分も生まれる。


名前: isUsername
>>amc7262
>少なくとも今の時点で“邪悪”の法的定義などない。
ただ契約法におけるコントラ・プロフェレンテム原則が元従業員側に有利に働くだろう。
でもそもそもGoogle側は、“邪悪になるな”の義務は、雇用主である自分達の義務ではなく従業員の義務だというだろうな。
著者注:Contra proferentem原則は、契約に曖昧なところがあれば、その曖昧さを与えた側、今回でいえば行動規範を作った側のGoogleに不利にその曖昧な部分は解釈されるという英米法における原則、とのこと


名前: alonjar
>>isUsername
そうだろうけど、従業員が自分が正しいと思ったことをして、それを理由に解雇されたとすれば不当解雇になりそうだけどね。


名前: powercow
“ speak up(声をあげて)”の意味はGoogle内のしかるべき人物に内部報告することだってGoogle側が主張したときに
いやそれは、内部情報を報道機関に漏らすことをも意味するんだって主張が通るか怪しいもんだが。


名前: CrumpetsAreBae
内部報告しても誰も問題の確認・解決にあたらないなら、それをマスコミに持っていって良いと思うがな。
そうせずいきなりマスコミに持っていったのならヒーローコンプレックスを疑うわ。
それは置いといても、会社側は彼らを情報漏えいで非難する権利を持ってしかるべきだろう。


名前: Ketriaava
>>CrumpetsAreBae
内部報告すれば解雇等の報復をうける恐れがある。


名前: mokopo
>>Ketriaava
でもそれで解雇されたら不当解雇であると主張する根拠になる。
ただいきなりマスコミに持ち込むほうが、最終的な解雇リスクは高いと思うけど。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit