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【北米】カナダでは、性的指向の転向療法を禁止する法案が庶民院(下院)を通過する

北米

 転向療法とは、性的指向を変えるとされる療法である。漢字の印象からすると両方向に働きそうであるが、基本的には同性愛者を異性愛者に変えるという方向の場合をいう。ただし、療法と言っても科学的に確立した方法ではなく疑似科学的であるとされ、ホルモン療法、カウンセリング療法、電子ショック療法等が根拠なく行われているというのが実態のようである。

 そのようなものなので二重の批判がある。1つは、誰かの性的指向を変えようとすること自体に対する批判、もう1つは、医学的な危険性があるとの批判である。

 一部の国、例えば、ドイツ、インド、ブラジル、アメリカの一部州などではすでに全面的、あるいは未成年者に対してこの転向療法を禁じているが、今回新たにカナダもそこに加わることになりそうだ(カナダの一部地域ではすでに禁止している所もあり、今回はそれをカナダ全土に広げるものとも言える)。

LGBT関連の用語増えすぎてもうわけわからん

「庶民院では、転向療法を禁止することを定めた法案を全会一致で可決した。この法案は、4つの新たな犯罪を定めることで成人及び未成年療法への転換療法を全面的に禁止するものである。

 法案が元老院(上院)でも通過すれば、転換療法を誰かに施した者には最大で5年の懲役が科される可能性が生まれる。また、転換療法宣伝、広告等することで利益を得る行為も犯罪として最大2年の懲役が科されうる。

 デービッド・ラメッティ法務大臣は、『素晴らしい日になりました。野党保守党の議員の中にも、この件について多大な尽力をしてくださった方々がいるのは明らかであり心から感謝しています。上院でも迅速に法案を通過させられるよう努力することで、転向療法に苦しむ国民を減らすことができるしょう』と、語った。

 与党自由党による転向療法の禁止法案の提出は過去数年の間で3度目であり、今回保守党が内容の変更を求めず迅速に賛成に回ったことには驚きがあった。
 エリン・オウトゥール保守党党首は、投票前の党集会の中で今回の法案について党議拘束を行わないとした上で、『私は、長きに渡ってLGBTコミュニティの味方であり、転向療法の禁止のための努力を引き続き支援していきます』と、語っていた。

 LGBTQ2S+についての権利活動家であり、自らも転向療法の被害経験をもつジェマ・ヒッキー氏は、『この日が訪れたことをとても喜んでいます。15歳で転向療法を受けたときには自殺を何度も試みました。それを乗り越え今まで生きることができ、この日を迎えられたことは言葉に出来ないほどの幸せです』と、語った。

著者注:LGBTQ2S+とは、従来のLGBTに加え、QueerQuestioningを意味する"Q"と、名称が北米先住民に由来するTwo-Spiritを意味する"2S"に、更にその他の性的指向も排除されないという意味で"+"を加えたもので、カナダにおいてLGBTについての最も丁寧な呼称とされる。

 野党新民主党ランドール・ギャリソン議員は、『今回の転機を起こすのに重要な役割を果たしたのは転向療法の犠牲となった人々が議員達にその経験を証言してくれたことでした。彼らが自らの人生に訪れた恐ろしく不幸な経験について話をしてくれたことで、この問題を解決せねばならと人々の心を変えたのです』と、語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: NorthNorthSaltOntario
前回の議会での転向療法禁止法案が廃案になったことを考えれば、本当に今回のことには驚かされた。
前回案は基本的に今回と変わらないが、より範囲としては狭く未成年者に限定されていたがそれでも保守党議員の半数は反対していた。
今回のことはオウトゥールが党内の社会保守派をも取り込んだことを意味する。オウトゥールの支持者ではないがそこは本当に評価したい。
そしてこのことは保守党は前回の選挙で社会的保守主義がもはや受けていないことを痛感し、経済的保守主義のみに重点を置いていこうとしていることを示唆している。


名前: ning7
>今回のことはオウトゥールが党内の社会保守派をも取り込んだことを意味する
でも彼は議員が反対票を入れる自由も認めていたんじゃなかったっけ?


名前: Rudy69
>>ning7
今回に限らず党議拘束のない自由投票が原則であるべきだろうと思うよ。
党は所属議員に党の意向を示すことのみ許されて、党議拘束まで許されるべきではない。


名前: teronna
>>Rudy69
しかし現実としてほとんどの国民は議員個人ではなく政党を支持し投票しているというのも事実
そうであればあなたの言っていることはかえってカナダ国民の意図や願望に反することになる。
それに例えばアメリカでは厳密な意味での党議拘束が行われないが、選挙資金の増減や他の法案への賛否などのアメとムチを使って同じ結果になっている。
またアメリカでは政権が自分達で政策を提案しておきながら、それが不人気だと察すると“自分達は通したいけど一部の議員が反対するから”と言って廃案するような手段にもなっている。
党には政策についての責任があるべきで、誰か一部の議員をスケープゴートにするべきじゃないと思うわ。


名前: 3kidsonetrenchcoat
この法案の実際の中身をよく見てみるといいゴミだから。
法案によると、例えば人生や家族生活のために自発的に転向療法を受けたいと考えている人にさえそれを禁じている。
転向療法については子供に強制するようなことを禁止するのはいいが、それだけで十分だった。
上院がまともに仕事をしてくれることを望むよ。


名前: Icebalm
>>3kidsonetrenchcoat
もはや反対する理由がなんであれこの法案を悪いと指摘すればホモフォビア扱いされるのさ。
誰も法案の中身なんて興味がない。


名前: Andrew4Life
>>3kidsonetrenchcoat
それがトルドーらしいやり方だ。彼は常に自分に専門知識がまったくないことに取り組む。
トルドーはかつて“予算は自然と近郊していくものだ”と語っていたが、さてその日はいつになったら来るのか…


名前: Agile-Enthusiasm
>>3kidsonetrenchcoat
空飛ぶスパゲッティモンスターに祈りを捧げ大量のヒ素と水銀を摂取すれば癌が治ると主張するガン療法が宣伝されていたら
たとえそれを信じ自発的にその療法を受けたいなんて言ってるバカが何人いようが政府はそれを禁ずるべきなんだよ。


名前: 3kidsonetrenchcoat
>>Agile-Enthusiasm
法案読んでないでしょ?
転換療法の宣伝のみならず、転換までは求めずにただ衝動だけは抑えたいという人に療法を行うのも違法
そういうことを自発的に求める人だっているだろう。この法案は広げすぎなんだよ。


名前: Fresh-Temporary666
>>3kidsonetrenchcoat
本当に心理療法が必要な人を悪質な疑似科学的方法でいじめることが許されるべきだと?


名前: 3kidsonetrenchcoat
>>Agile-Enthusiasm
私が言っているのは、客観的に見れば理解できない理由でも、自分で自分のメンタルヘルスについての決定をできるべきだろうと言っている。
同性愛者の中にも“本当の自分”よりも、“そうでない自分”のほうが良いという人がたくさんいるということを理解してない人が多すぎる。
それは宗教的理由だったり、恋愛や家族との関係を優先したいという理由だったり、人には価値観や優先順位がそれぞれある。
それを“本当の自分”より優先したいって人をサポートすることを罰するべき理由がどこにあるんだ?


名前: NorthNorthSalt
>>3kidsonetrenchcoat
>この法案の実際の中身をよく見てみるといいゴミだから。
>法案によると、例えば、人生や家族生活のために自発的に転向療法を受けたいと考えている人にさえそれを禁じている。
この法案にはそんなこと書かれていない。
書いていないだけではなく、例外を置いて明確にそういうのを排除している。
この例外は、この法案の前身となる以前の法案からの名残で、それは保守派に配慮するために修正したものだった。
そもそも、転向療法の定義からしてそういったものは排除されているが、わざわざあなたのような人を安心させるために明確に例外を書き入れている。


名前: Masterof_mydomain69
しかし、自然療法や伝統医学を科学とみなしているカナダが一方では疑似科学を非難しているのは面白い。


名前: godblow
>>Masterof_mydomain69
ウコンを飲むことと、“同性愛者を排除するために”誘拐し虐待することを同等のことだと思うのか?


名前: Eco_Chamber
>>godblow
どっちも非科学なんだからどっちも認める必要はない。
さらに転向療法は非科学なのは置いておいても別途の理由で禁止されるべきだが。


名前: hawkseye17
自分のしたくないことを強制することが許されてたって、今までが虐待を合法化している異常な状態だっただけだ。


名前: mwmwmwmwmmdwQuébec
>>hawkseye17
ここ10年ぐらいで実際に転向療法ってどれぐらい行われているものなのか気になるな。


名前: hummusandflatbread
>>mwmwmwmwmmdwQuébec
個人的な話しかできないけど、94年生まれで10代のころに教会で転向療法カウンセンリングを受けたっていう友人がいる。
1973年にDSM(精神障害の診断と統計マニュアル)が同性愛を病気とすることをやめてからは
本物の心理療カウンセラーがそれを行うことはほぼないと思うが、宗教系施設ではいまでもわりと頻繁に行われているようだ。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit