日本のPCゲーマー人口が過去10年間で300万人減少したという調査結果が発表された。
KADOKAWA ASCII総合研究所が毎年発刊している日本および世界のゲーム産業に関する総合報告書『ファミ通ゲーム白書2025』の内容が最近公開された。今回の2025年版によると、日本のPCゲーマー人口は10年前より減少したことが明らかになった。ただし直近の昨年についてはわずかな反発が見られた。
報告書によれば、日本のゲーム市場は2023年から2024年にかけて3.4%成長し、約2兆3,960億円(160億ドル以上)の規模に達した。国内ゲーマー人口(コンソール、PC、モバイルを含む、5歳~59歳対象)は約5,470万人と推計され、前年の5,550万人からわずかに減少した。
プラットフォーム別に見ると、日本のゲーマーの大多数はモバイル利用者(4,277万人)で、次いでコンソール利用者(2,951万人)、PC利用者(1,452万人)の順となった。この数値は重複を含んでおり、多くのゲーマーが複数のプラットフォームを利用している。
アクティブなPCゲーマー数は2024年に前年(1,445万人)からやや増加したものの、依然として2015年の水準には届いていない。『ファミ通ゲーム白書2015』の年間データによると、この10年間でコンソールとモバイルのゲーマー数はそれぞれ2,612万人から2,951万人、1,411万人から4,277万人へと増加したのに対し、PCゲーマーは1,749万人から1,452万人へと300万人減少した。その間に多少の増減はあったが、2015年以降、PCゲーマー人口が1,749万人を超えたことは一度もなかった。参考までに2014年の数値は2,037万人とさらに多かった。
こうした長期的な変化の原因は一言で説明しにくい。Steamの成長によってPCゲームの存在感は日本国内でも高まったものの、モバイルゲームの人気といった要因がプレイヤーの嗜好に大きく影響した可能性が高い。
また、ハードウェア価格も影響している可能性がある。日経の2025年6月の報道によれば、日本国内の完成品デスクトップPC価格は過去6年間で40%上昇し、一部の部品は同期間に3倍以上値上がりしている。
読売新聞の報道によると、日本電子情報技術産業協会(JEITA)は2024年1月、2023年の国内PC出荷台数が666万7,000台となり、前年比2.9%減少したと発表した。これは3年連続の減少であり、JEITAが記録を取り始めた2007年以降で最も低い数値だった。ただし2024年には出荷台数が830万台へと急増したが、これは企業や官公庁が今年予定されているWindows 10サポート終了を前に大規模な更新を行ったためだという。一方でJEITAはPC部品がますます高度化しており、価格の下落は見込みにくいと指摘している。したがって日本のゲーマーにとって、PCは最新コンソールと比べて依然として手を出しにくい選択肢のまま残る可能性が高い。
引用元:●
・この記事のポイントは、PCゲーマーが減ったことよりモバイルゲーマーが2800万人以上増えたことの方が大きい
・モバイルがここまで大きくなるなんて、2010年代初めには誰も予想できなかったと思う
・PCが減ったといっても、まだ1400万人以上いるなら結構多い方じゃない?
・ハードウェアの価格が上がったのも大きな影響だろうな
・コンソールは少し増えたけど、結局モバイルが全部持っていった感じだね
・欧米でもPCゲーム市場は昔ほどじゃないって話が多い
・スマホは誰でも持ってるから、アクセスのしやすさで比べ物にならない
・結局は便利さが勝ったってことだな
・スマホが事実上いちばん強力なゲーム機になった感じ
・年を取ると、コンソールやPCを立ち上げるより寝転んでスマホ見る方が楽なんだよな
・モバイルゲームは課金誘導がひどいって文句言いながら、結局みんなやってる
・ゲーム自体をやらなくなる人も少しずつ増えてる感じ
・PCでやる価値のある新作があまり出てないのも影響してそう
・最近のモバイルゲームはPCやコンソール並みのクオリティだから、わざわざPCをやらなくてもいい場合が多い