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中東,歴史

 カッパドキアは、トルコ南部にある非常に長い歴史を持つ地域であり、世界遺産だ。
 古くは4000年以上前、ハッティ人と呼ばれるグループにより最初に都市が形成され、その後ヒッタイト、アケメネス朝、マケドニア、ローマ帝国、オスマン帝国と、時代ごとに支配者を替えながらも都市は拡大し続けた。

 だが、カッパドキアが世界遺産である理由はその興味深い歴史からではない。
 周辺の火山の噴火によって生じた独特の自然の地形と、凝灰岩に掘られた洞窟都市という人工建築が合わさることによって生まれた、奇妙で美しい風景が自然遺産と文化遺産を合わせた複合遺産として、世界遺産に登録された。

 そして、カッパドキアには地上の洞窟都市だけでなく、地下の洞窟都市も存在する。
 その内の1つデリクンユは、地下85mの深さまで続く地下都市であり、紀元7~8世紀に始め建てられた後、ローマ帝国の支配下における地域のキリスト教化、続くイスラム帝国による支配によるキリスト教徒の迫害を受けて、キリスト教徒達の隠れ家として地下都市の拡大が進み、居住区のみならず学校、礼拝堂、食堂等を備え、最盛期には2万人もの人々この地下都市で生活を送っていたという。

デリクンユの内部イメージ 画像引用元:こちら

 このような地下都市は、過去現在未来においてカッパドキアだけなのだろうか?そうではないらしい。

「なぜ人々は地下で生活したのだろうか?
 家を建てる材料がない時に地下洞窟を掘り、または暑さ寒さを凌ぐためにも季節毎に地下に住み、さらに敵や天変地異から身を守る避難所としてもそこで生活をした。 
 カッパドキアのような複雑な地下都市だけでなく、自然・人工の洞窟にも人々は住んできた。オーストラリアのクーバーペディでは人口の約半分が丘の斜面に掘られた穴、通称ダグアウトに住んでいるという。
 さらに、現代では社会から疎外された人々の地下都市もある。ラスベガスのホームレスや、ルーマニアのストリートチルドレンなどが、通りのマンホールの下で今も生活している。
 人口過密のシンガポールでは、地下都市建設計画がある。ノッティンガム大学マレーシア校リー・ウンヒ教授は、『技術的には可能です。問題は人々が地下に住みたがるかということです。しかし照明、部屋の大きさ、天井の高さ等の物質的条件が地上と同じであれば心理的な悪影響はないと考えられています。』として、モントリオールのショッピングモール、オフィス、ホテル、学校などを32kmにも及ぶ地下街RÉSOを引き合いに出し『それはもうすでにやって来ていることです。30年後には地下に娯楽施設や職場が増えているでしょう。』とした。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

 地下に生まれ地下で育ち地下で死んでいく。そんなSF小説のような世界に生きる人も誕生するかもしれない。

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: doodlemolz
 クーバーペディは、家もパブもホテルも地下にあるから町が小さく見える。


名前: Einstein20192021
 こういうのが世界の気候変動への対処となるのかな。
 地震や洪水の危険から守れるのか。


名前: Thyriel81
>> Einstein20192021
 モククワが100年かけて作り上げた地下都市はたしかに安全だ。


名前: thespice
 アメリカのアナサジ族やヨーロッパのトログロダイトなんかも自然を利用した洞窟都市  


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit