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【心理学】なぜビーガンを嫌う人がいるのか。”道徳的”であることはかえって好意を失わせる?

2021年9月28日心理学,環境

 素直にいうと私自身、ビーガンの人々に対して多少の反感を持っている。でも、それはなぜだろう。

 私自身について言えば、将来的にはベジタリアン又はビーガンになりたい。だが、今この瞬間は自分の欲望 (本当にどうしても野菜が苦手) にあらがえずに、肉食・雑食主義者なわけで、それならば自分の理想を体現しているビーガンの人に対して絶対的な好意を持ってもよさそうなのに、だがそうではない。なぜか。

 ベジタリアンやビーガンの人々にも色んな人々がいるだろうし、それぞれに理由があってそうしているのだろう。したがって、好意であれ反感であれ、そもそも一般化して感情を向けること自体が甚だ間違いなのだが、とはいえ自分の心がそうであるのなら、その理由を知るべきだ。ということで、その理由を説明するかもしれない研究があったので紹介したい。

 なお、一応説明しておくと、フレキシタリアン(菜食中心主義者)は、菜食を中心としつつも必要に応じ肉魚を食べる人。ベジタリアン(菜食主義者)は、肉魚は食べないが、卵や牛乳など動物性由来でかつ非肉魚は食べる人。ビーガン(完全菜食主義者)は、肉魚を食べず、かつ卵や牛乳など動物性由来食品すべて食べない人だ。

道徳的だと感じるゆえに?

「『西洋社会における動物由来食品の大量消費は、環境における持続可能性や、動物達の苦しみ、私達自身の健康への害など、今現在最も緊急で深刻な道徳的問題ではないでしょうか。そして、植物由来食品への移行を推進するべき強い証拠があるにもかかわらず、未だベジタリアンやビーガンは少数派であり、植物由来食品への移行が強い抵抗にあうのか疑問が生じました。』と、本研究の主任研究者ベン・デ・グローブ氏と研究の動機を述べる。

 そこで、イギリスにおいて雑食主義者412名を対象としたアンケート調査が行われた。アンケートの内容は、雑食主義者・フレキシタリアン・ベジタリアン・ビーガンのいずれかについての質問、及び、それぞれのグループについて最初に思い浮かんだ特徴3つを自由に書き出してもらうという形式で行われた。

 調査の結果、最も交友を持ちたいを考える相手は雑食主義者であり、次にフレキシタリアン、その次にベジタリアン、最後に最も交友を持ちたくないと思われているのはビーガンであった。
 ベジタリアン、特にビーガンは、道徳的だが変わり者であり狭量であると考えられる傾向があり、また、自由連想では、"環境的"や"思いやりがある"などという好意的な連想も多い反面、"独善的"や"説教くさい"などの評価もあった。

『ベジタリアン、ビーガンに対してはポジティブ・ネガティブ両方の評価があります。動物福祉や環境、健康などの側面では道徳的であると見られています。しかし、彼らは一般的ではなく、非社交的であると見られており、特に独善的なステレオタイプにより、魅力的ではないと思われているのかもしれません』と、デ・グローブ氏は分析する。

 今回の調査では、雑食主義者の他のグループに対するステレオタイプを見つけることはできたが、それがどこまで真実を反映しているかは別問題である。

『ベジタリアンやビーガンに対するステレオタイプの真実性の有無、特に独善性について今後調査する必要があります。実際に、これらの人々と否定的な経験があったのか、あるいはそのような経験をするだろうと想像しているにすぎないのか。』

『また、雑食主義者であっても、たいていの人はできれば動物を傷つけたくないと考えています(食肉のパラドックス)。そこで、動物由来食品を消費することはやむを得ない、という考えを守ることに動機付けられた推論が行われている可能性があります。独善的であるという汚名のステレオタイプを向けることで、ベジタリアンやビーガンを黙らせようとしているのかもしれません。』

『もちろん、ベジタリアンやビーガンの食生活が誰にでも可能だとか、それが道徳的に最高であると言ってるわけではありません。ベジタリアンやビーガンが雑食主義者をどう見ているのかも調べ、対立的な考え方を回避して、協力的な関係を築く方法を見つけたいです。』と デ・グローブ氏は語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: ]littleendian256 1
 説教くさいビーガンも、神経質になってなんでも説教と捉える非ビーガンも両方たくさんいる。


名前: DangerousPuhson
>>littleendian256
 それは実際の気質の話で、今回の調査は、どのようにビーガンが見られているかという”認識”の話だから、別


名前: superokgo
 実際にビーガンが独善的なのかはわからないが、現状の社会規範への挑戦は全部独善的なのかもしれない。
 Redditで毎日、過激な独善を見る。億万長者についてや、国民皆保険について。動物虐待のニュースがあれば、その虐待者をぶっ殺せというコメントは大人気。
 ビーガンよりよほど独善的に思えるが、単にそう認識されていないだけ。


名前: Krynaion
>>superokgo
 自分が思い描く理想に沿うようにライフスタイルを変えた人と単に意見を言っているだけの人を同列に置くのはおかしいんじゃないか。
 どちらも独善だとしても、実際に行動に移した人と、ビデオを見て「誰かがなにかをしなきゃ」と言ってるだけの私は同じではないだろう。


名前: Skafdir
>>Krynaion
 それこそが彼らが独善的とみなされる最大の理由だろう。
 肉を食べないほうがいいなんて分かってる。やめるか、せめて減らせば、社会はより良くなる。
 そして、それを実践している人が存在するだけで自己認識を歪ませる。
 僕は自分を善良だと思っているけど、僕より確実に善良な人がそこにいる。
 ではどうする? 僕も一番良いと思う方法で生きるのか、それともその僕をおびやかすその人に罪を被せようか。
 だってその人は僕の隣でビーガン食を食べる。見せつけて僕の心を説教してくる。
 君は肉を食べるのをやめろと押し付けがましく。僕こそが被害者だ!と


名前: jadrad
 ベジタリアンに対する批判は、ベジタリアンが存在するだけで発生する。
 別に説明しなくても、ベジタリアンがなぜベジタリアンなのかみんな分かってる。
・動物を苦しませないため
・健康的だから
・環境に良いから

じゃあ肉を食べる人の理由は?
・うまいから


名前: osteopath17
>>jadrad
 宗教的文化的理由でベジタリアンになる人もいる。


名前: DVersusWild
>>jadrad
 肉を食べる理由のほうに”文化的”もあるだろう。
 肉食を神聖視する文化では、そもそも植物を育てるよりヤギやニワトリを育てることに的した地域だからというのがある。
 そうではなくても、父から子に受け継がれる伝統として狩猟文化に深い繋がりを感じる人々もいる。
 自分たちの文化を不道徳だ、無駄だ、間違ってるだといわれて喜ぶ人はいない。


名前: joejoebuffalo
 私は雑食だけれども、時折サラダを頼んだりするとひやかす奴がいたりする。本当のビーガンの人達がどれだけ日々不愉快な思いをしているのか想像もできない。
 なんで誰かの食い物をそんなに気にする連中がいるんだろう?


名前: Takuukuitti
 誰もが自分のライフスタイルに執着を持っている。
 そこにベジタリアンがいるからって、別に身構える必要も、批判されていると感じる必要もないのに。
 自分はビーガンになって6年たつけど、別に他人の食い物にどうこう言ったことはないが、逆は何度もある。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit