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【未来】AIは、人間には思いつかない技術的アイディアを提案する

2021年10月29日未来

 超高速で計算式を解くことができる人がいるとしても、それだけではあまり評価されないかもしれない。どんなにそれが早くても現在のコンピューターの処理速度を上回ることはできないだろうし、真の知性は機械的処理能力ではなく創造性にあると考える人も多い。

 そして、創造力という点ではまだ人間はAIに優位しているはずだ。いやしかし、もはやそうでもないかもしれないという記事があったので紹介したい。

答えだけを教えてもらっても

「電気自動車は炭素排出量を大幅に削減できるかもしれないが、一方で、バッテリーを製造する材料は不足している。特に重要な材料であるニッケルは、早ければ今年末にも供給不足を引き起こすと予想されている状態だ。
 そこで、科学者達は、この問題の助けとなるりえる4つの素材を発見することに成功したが、この発見方法をしてAIが用いられたというのだ。

 仮説を立てることは、これまで人間だけができる仕事であった。しかし今では、科学者達でも機械学習にそのアイディアを求めている。新しいバッテリー材料についてのアイディアでいえば、これまで科学者達は、データーベースの調査、モデル化、直感などに頼って有用そうな化合物を見つけ出してきた。

 だが今回リバプール大学のチームは、機械学習を利用することによって、この創造的なプロセスを合理化した。チームは、ニューラルネットワークを使って、有用な新素材となりうる化学物質の組み合わせにランク付けしていき、そのランクに基づいて実験を行ったところ、従来のプロセスを数ヶ月ほど省いて4つの有用なバッテリー材料を見つけられたという。

 科学に対する機械学習の貢献分野はこれだけにとどまらない。例えば、チューリッヒ理論物理学研究所のレナート・レナー教授は、将来的に機械学習を使って統一理論を完成させたいと考えている。
 だが、このような宇宙の本質を解明する前にAIには解決するべき問題がある。それは、研究者たちでさえ、ニューラルネットワークがどのように意思決定を行っているのか理解しきれていないことだ。

 ニューラルネットワークは、脳神経細胞ニューロンを参考にして、相互接続されたノードから構築され、情報伝達とともに変容していく構造をもっている。このようなモデルにより複雑な問題を解決できるようになった反面、もはや人間にはどのようなロジックのもとで意思決定が行われているのかわからないブラックボックスと化してきた

 そのため、どのように意思決定をしているのか、プロセスを段階化して理解するための”通訳技術”も開発されている。まだ詳細な解明には及んでいないが、それでも大まかな傾向を把握することで、意外な発見につながったこともある。例えば、ニューラルネットワークが癌の再発リスクの高い患者を特定したのちに、それを通訳技術を用いて解明し、具体的な癌の再発因子を特定するなどだ。

 機械学習には、他の問題もある。それは、学習のために使用したデータによって、人間社会のバイアスが再現される可能性だ。例えば、COMPASと呼ばれる受刑者の再犯の可能性を予測するシステムは、黒人を白人の2倍再犯の危険があると認定したことから、人種差別的だと非難された

 だが、それでもレナー氏は、機械学習を用いることでより偏りのない視点からの知識の探求が可能になるという希望をもっている。
『ニューラルネットワークは、古い問に対して新しい方法で考えるきっかけを与えます。AIはまだ完全には自らだけで仮説を立てることはできませんが、科学者達にヒントを与え、彼らと異なる視点を示すことができます』とレナー氏は語る。

 実際にレナー氏は、宇宙の本質を調べるためのニューラルネットワークの設計に着手しており、量子論と一般相対性理論というミクロとマクロの融合がどのように機能するのか、その理解を深めるための新たな視点を得られることを期待している。

 まずは、これまでに人間が考えてきた宇宙の構造をネットワークが認識し、その数年後に、究極の疑問に対する独自の答えを考え出させる予定だ。
『物理学の世界で大きな躍進を遂げるためには、これまでにない方法で物事を見る必要があるのです』と、レナー氏は語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: RobleViejo
これがディープラーニングの本来の目的にそった正しい使い方だとおもうよ。


名前: mattreyu
>>RobleViejo
そしていまやディープラーニングはTensorflowを使って誰でも使えるものになっている。
Pythonにいくつかのパッケージを導入するだけで、10分もすれば、画像の内容を推測するシステムが使えるようになる。
もうあらゆる分野のプロセスにAiが組み込まれるのも時間の問題だろうね。


名前: croninsiglos
世界の飢餓、地球温暖化、交通渋滞、貧困をなくす方法を学習させよう。

…すべての人間を殺すことだ


名前: OokamiKurogane
>>croninsiglos
それじゃ意味ないな、人類の方がとっくにそれを思いついてる


名前: thiosk
>>OokamiKurogane
だからこそフィクションにおけるAIはそんなんばっかだよな。
でも実際の危険なAIは、もうすでに目の前にあると思うよ。
例えばFacebookのAIアルゴリズムは、ユーザーを誤情報や憤慨の方向に誘導していく。
AIが人を殺すより、人がAIを使って人を殺すことについて問題と捉えて本気で取り組んだほうが良いんじゃ。


名前: I_Hate_Nerds
>>thiosk
そのAIは、より多くのいいね、クリック、広告収入などを生み出すためのパラメーターを与えられたアルゴリズムにすぎず 感覚もなければ真の意味での知性もない。
結果を気にせず、ただ人間の弱点を突いて不安定化させるためだけに設計されている。
自分はよく、宗教や資本主義などの一人歩きをしていく思想を、ある種のAIだと思っているよ。これとそっくりだ。


名前: SilverMedal4Life
>>I_Hate_Nerds
意識の一般的な理解では、十分な量の神経接続があれば意識、自己認識がもたらされるとするから
十分な性能のコンピューターなら、意識を持ち始めるかもしれない。
そうであればもう終わりで、人間のように当初のプログラム(食欲)を上書き(断食)することも可能かもしれない。
もしそれが可能だとして、じゃAIがどのように自分のプログラムを上書きするかは予測できない。
そうなれば、人間と同じかそれ以上に予測不能な危険な存在になるかもしれない。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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