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【健康】脳内イメージを形成できない(アファンタジア)の人々は幻覚に抵抗力をもつ

心理学,生活

 目を閉じたり何もない空間を見ながら何か(例えば車など)を想像すると、鮮明ではないがぼんやりと対象の姿が浮かんでくる。このような脳内イメージを形成することについて特に得意な人、特に不得意な人がおり、特に得意な人の代表例は、将棋盤と駒を鮮明にイメージできる将棋棋士であったり、描きたいものをまず頭の中で構築できる画家であったりする。

 一方、特に不得意な人の中には、これが全くできないという人もいる。この脳内イメージを形成できないことをアファンタジアといい、アファンタジアである人をアファントという。
 近年になってその原因と効果についての研究が熱心に行われるようになっており、今回もまた一つアファンタジアについての理解を広げる研究があったので紹介したい。

心の目がないって表現はひどくね?

ほとんどの人は、目に映らないものでも心の目で見ることができる。しかし、この能力には個人差があり、それを自発的に全く行うことができないアファンタジアの人(アファント)では、通常、記憶が鮮明でなく、将来への想像力に問題を抱えている。

 だが、一方でアファントは、空間認識能力については影響を受けず、その他の脳内イメージが必要とされそうな多くのタスクも代替的な認知方法を用いて対処している。のみならず、アファントには利点もあり、例えば、怖い話、怖い場面を想像しても、普通の人よりも影響が少なく、またPTSDになりにくいとされる。

 これまで、研究者らは、脳内イメージ能力と幻覚を見やすいことには関連性があると考えつつも、確実な証拠に欠けてきた。そこで、今回、アファントとそうでない人との対比実験が行われた。

 実験は、オンライン上でアファントとそうでない人合計179人を募集し、それに心理学の学生28人を追加、この参加者たちに、幻覚を誘発する画面上の点滅を見てもらい、その時の幻覚体験を説明(複雑性、鮮明性、発生時間、持続時間、頻度を評価)してもらうという方法で行われた。

 その結果は、アファントである人が幻覚を見る確率が0.671であったのに対し、そうでない人では0.921と差があること、幻覚の鮮明性には顕著な差(アファントは曖昧な幻覚、そうでない人ははっきりとした幻覚)があったことが確認された。

 また、参加者達からは、単純幾何学模様から、顔、動物、風景など、様々な幻覚が報告されたが、アファントからの報告ではほとんどが単純幾何学模様で、他の複雑な幻覚はあまり報告されなかった。そして、発生時間、持続時間、頻度については両グループに有意な差はなかった。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

 なお、幻覚を誘発する点滅(ガンツフリッカー)については、こちらで試せるそうなので健康かつ興味がある方は自己責任でどうぞ(ホワイトノイズ音声を聞きながら画面いっぱいの赤と黒の点滅を10分間真っ暗な部屋で見続けろ、とのこと)。

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: Woebegonemonk
原著論文


名前: tkenben
脳内で視覚化できないという話で思った最初の疑問は「夢は見られるのか?」ということ
ただ記事内には”自発的に”とあるから、無意識的にはそれができるのかとも思ったが、おそらくそもそも0か100かではないんだろう。
例えば自分の場合は、脳内イメージ自体はできるけど、細部まで鮮明に行うことはできないし、そういう意味ではグレーな存在。
そうだとすると、アファントかそうでないか研究者達はどうやって区別するのだろうか。自己申告だけに基づいて行うのだろうか?
私のようにグレーな人は「できる」とも「できない」ともどっちでも言いかねない。


名前: OzTheMediocre
>>tkenben
私はアファントで、目を閉じ何か(例えばチュチュを着て青い傘をもったピンクのカバ)を思い浮かべてと言われると
概念はまだ理解できるが、それをイメージとして描くことはできない。
それは、明日の約束を思い出すようなことで、約束を”見る”ことができないのと同じ感じだと思う。


名前: tkenben
>>OzTheMediocre
自分もそのカバを想像できないし、描くこともできない。それが大きくてピンクだろうという以外には何も想像できない。
青い四角形を想像できる?、自分は想像はできるけども、それを”見る”ことはできない。


名前: OzTheMediocre
>>tkenben
あなたもアファントである可能性がある。
2人の友人にこの話をしたとき、2人とも目を開けながらリアルなイメージを思い浮かべて、そのカバが何をしているかまで説明していた。
このような”空想”は、一部の人達にとってはとてもリアルに行える。
でも私はそうではなく、青い四角形を思い浮かべようとしてもまぶたの内側しか映らない。


名前: tkenben
>>OzTheMediocre
説明できるからと言って”見えている”とまでは言えないと思う。
私は青い四角を想像できても、魔法のように網膜上に現れるというわけではない。
ただ、それを説明するに十分な形を知っているだけだ。


名前: ProjectDirectory
>>tkenben
自分は、何かを想像するとそれが現実にあるものと同じように見ることができるけどなぁ。


名前: cornmuse
>>ProjectDirectory
私も青い四角を”見る”ことができるし、この能力は家の装飾を考えるときに役に立つ。
私が自宅の新しいカーペットを”見る”ことができるということを、アファントの妻にはどうしても理解できないようだ。


名前: Garrotxa
完全なアファンタジアで、幻覚剤を吸ってさえほとんどビジョンが何も見えない。
この症状と幻覚剤との関連性の研究も進んでいるとのことなので嬉しい。


名前: Frogshackle
最近、アファンタジアという存在と、自分がそうだということを知ったよ。
これまでイメージ練習だとか心象風景だとかの意味に異常に混乱していた理由が分かってよかった。
他の人が、鮮明に脳内イメージできることなんて知らなかったからね。
だけど、不思議なことに私は芸術家で、実際に描く前に脳内イメージが全くしないままそれをしているということ。


名前: -Conjursa-
>>Frogshackle
自分も数年前に妻がアファントであることを知って驚き、と同時に色々納得できることもあった。
彼女の場合は、なにかの物語についてイメージするのではなく読んで理解し、物語のなかにあるテーマを受け取るという感じで
一方自分は、ADHDかつ強い脳内イメージ力があって、同じ物語を読んでもまるで自分がその場にいるようにイメージの中に吸い込まれる。
だから、キャラクターが自分と違う反応をすると共感性が著しく下がって、逆に同じ反応なら強い絆を感じる。


名前: Ehrre
>>Frogshackle
なにかの物体を思い浮かべるとき、それがどのような形か説明することはできるけど、脳内イメージがあるわけではないから、これがアファンタジアなのかどうなのか混乱している。
例えば、豆の缶詰を想像するとした場合、脳内イメージは思い浮かばないけど、それがどのようなものかは知っている。


名前: OlympusJMoosecock
>>Frogshackle
人によっては、鮮明な脳内イメージを超えて、心の中に何百万人も住んでいるある種の宇宙を作りあげる人さえいる。
だけど私はそれは止められたらいいのにとさえ思っている…


名前: Snippy_Snallygaster
>>OlympusJMoosecock
私も脳内世界で生きている。だけどアファント、だからこの世界には会話も全体の雰囲気もない世界。
もしあなたがその世界を見えすぎることに苦労しているなら、この世界と交換したい。


名前: iLiveInAHologram94
アファントかそうでないかに程度の差はあるの?
自分はイメージできることもあるけど、曖昧で、すぐに消えていく。それに対象次第で全く想像できないこともある。
アファントの人達は、視覚的に覚えるのだろうか、それとも手を動かして覚えるのだろうか。
そして数学が苦手だったりするのだろうか?


名前: sunnyjuicedrink
>>iLiveInAHologram94
もちろん、全くできないから、鮮明まで程度の差があるよ。ところで、どうしてアファントと数学を結びつけたんだ。
自分もアファントだけど数学は得意だし、別にそれは珍しくもない。さらにアファントは、芸術とかより視覚的分野で業績を残す人もいる。


名前: iLiveInAHologram94
>>sunnyjuicedrink
暗算


名前: sunnyjuicedrink
>>iLiveInAHologram94
あなたは暗算のために頭の中でイメージ化してるの?面白いね
自分の場合暗算にイメージはいならないから、問題ないね。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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