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【米国】アメリカの妊産婦の死亡原因の1位は殺人であり、妊娠していない場合よりも殺人リスクが上がる

北米,社会

 妊娠・出産は、昔ほどではないにしても今なお母体にとって危険のある行為である。だが面白いことに、すべての女性と妊産婦の死亡率を比較して見ると、少なとも日本では妊産婦の方がすべての年代において大幅に死亡率が低くなっている。例えば、2018年の35~39歳のすべての女性の死亡率が45人/10万人であるところ、妊産婦では7人/10万人となっている。

 健康に自信のある人が妊娠する傾向があろうことや、適時の医学的ケアの存在、家族による通常以上のメンタルサポートなど、妊娠・出産の危険を加味してもなお死亡率という尺度においては、妊産婦に有利に働く要因があるのだろうと推測するが、どうやらアメリカでは事情が異なるようだ。

アメリカの妊産婦死亡率は日本と比べて10倍近く高い

「新たな研究によると、米国の妊産婦は、妊娠に関連する原因よりも殺人によってより多く死亡していることがわかった。

 アメリカでは女性が死亡した場合、その死が妊娠中、分娩後42日以内、または分娩後1年以内であったときには、その旨を死亡記録に記載することが義務付けられおり、2010年までに37州、2018年には全50州がこの義務に準拠している。

 そこで研究チームは、2018年から2019年にかけての死亡記録を分析したところ、合計273人のそれらの条件にあてはまる女性が殺人によって死亡していることが分かった。

 そして、妊娠中及び分娩後42日以内の女性(以下“妊産婦”)が殺人によって死亡する確率は、妊娠に関連する原因(出血・胎盤にかかる疾患など)によって死亡する確率と比べて2倍以上高い。また、10~44歳間では妊産婦の殺人による死亡リスクが妊産婦ではない女性のと比べて16%高くなっていることが分かった。これらの殺人の内、約2/3が自宅で発生したことが記録されており、研究者はこれは死亡女性のパートナーが殺人を行ったことを示唆しているという。

 この妊産婦の殺人による死亡リスクについては特に黒人女性において顕著であり、妊産婦の黒人女性は、そうでない女性と比べて殺人による死亡リスクが3倍以上高まっている。
 研究者は、その原因について、黒人女性は人種差別的経験から、警察などに対する不信感が強く、問題が生じている場合でも助けを求める可能性が低くなっているのではないかと推測している。

 さらに、10~24歳でも妊娠中は、そうでない女性と比べて殺人による死亡リスクが高まっていることから、研究者は妊産婦の殺人による死亡リスクの高まりについて年齢と人種が関連していると考えている。

 現在アメリカでは妊産婦死亡率が上昇傾向にあるが、その死亡率には殺人・事故・自殺が原因で死亡した妊産婦は含まれていない。今回の調査結果から、妊娠と殺人に関連性があることは明らかとなったのであるから、殺人が原因である場合も統計に含まれるべきだと研究者は語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: velifer
社会的経済的なストレスが家庭内暴力に繋がるということを証明するたくさんの研究がある。
そして、乳児はそれらのストレスを増加させる原因の1つだろう。


名前: Aqui1am_
>>velifer
また貧困も暴力のリスクを高め、妊娠はすでに貧困状態の場合それを更に悪化させる。
だから避妊や中絶は無料であるべきなんだ。


名前: Sawses
>これらの殺人の内、約2/3が自宅で発生したことが記録されており、研究者はこれは死亡女性のパートナーが殺人を行ったことを示唆しているという。
実際パートナーによる殺人かどうかを調べたら、この2/3という率は更にあがるだろうか。


名前: PeregrineFaulkner
>>Sawses
そう思うよ。たしか数年前の研究で妊婦が殺害された場合、加害者がその夫や子の父である確率が約80%とかだった。


名前: danijay637
>>PeregrineFaulkner
妊産婦に限らなくても殺人事件の多くがパートナーによって行われているし、すべての血縁関係を含めた場合それは殺人の90%を占める。
つまり、ほとんどの殺人は見知った相手によって起こされる。


名前: bitter_cynical_angry
>>danijay637
FBIによればそうではないようだよ。
これは殺人の被害者と加害者の関係を示しているけど、被害者が加害者の恋人・家族である割合は“知人”よりすくない。 


名前: Jason_Qwerty
原著論文によると、出産年齢層において殺人による妊産婦の死亡率は3.62/10万人、非妊産婦の場合は3.12/10万人
これは、アメリカでは平均して毎年266人の妊産婦が殺されていることを意味する。


名前: AmazingStef
面白い記事だけど、結果自体は別に今更驚くことじゃない。
妊娠や出産が夫婦間のストレス原因になることは分かっているし、すでにDVその他のリスクがあればそれをますます増幅することも当然だろう。


名前: pandaappleblossom
>>AmazingStef
ストレスじゃなく支配性の問題じゃないかなと私は思っている。
DVがすでにある場合、妊娠中の女性は自分と赤ん坊のために行動を起こしやすくなるかもしれない。
それは相手にとっては、自分が優先されていないとか従順でなくなったとか怒りを招くだろうし
女性が逃げようとすれば、それは殺人の引き金にさえなるかもしれない。


名前: imnotsoho
>>AmazingStef
コロナパンデミック以来、殺人が増加しているけどその主原因は家庭内暴力だからね。
DV相手はますますストレスをため、そしてますます一緒にいなければいけなくなっているから。


名前: Petsweaters
>>imnotsoho
児童虐待もますます増えているね。子供が家にずっと居て面倒を見なければいけないというのは親にとってストレスだ。


名前: Dakrys
>さらに、10~24歳でも妊娠中は、そうでない女性と比べて殺人による死亡リスクが高まっていることから
何か読み方を間違えてしまったのかと自分を疑ったが、これはひょっとしてデータの中に10歳の妊産婦がいてしかも殺されたという事件が少なくとも1件はあったってことなのだろうか。


名前: aumerle
>>Dakrys
それは出産可能年齢の最低ラインってことで設定したのではないかな。
だから実際に10歳の殺された妊産婦がいたとは限らないと思うよ。


名前: AmazingStef
>>Dakrys
自分はそういう事件があったと思うよ。
まぁ44歳以下の妊産婦という定義を作るための摩訶不思議な方法をとったってだけなのかもしれないが。


名前: 2722010
>>Dakrys
実際そういうことがあるってことは調べりゃすぐわかるよ。でも調べないことをおすすめする。


名前: alsoaprettybigdeal
女性の人生において最も危険な時期は2つ、1つは妊娠期間中であり、もう1つはDVパートナーと別れる時だ。
この研究は、その両方に関連していることだろう。妊娠中の女性はそれまでDVを行ったことがないパートナー(例えば、クリス・ワッツスコット・ピーターソン)によって殺されるケースがあるにはあるが
そうは言っても通常殺されやすいのは普段からDV被害を受けている場合だ。


名前: Skyblacker
せめてポジティブに見れば、殺人さえ減らせば妊産婦死亡率を減らせるということだろうか。


名前: Luire-Cendrillon
>>Skyblacker
すでに妊産婦死亡率の統計から殺人が含まれておらず、それでもなお上昇していることを考えるとそうではない。


名前: PeregrineFaulkner
>>Luire-Cendrillon
カリフォルニアを除いてね。
カリフォルニアでは、イギリスのNHSを参考にした妊産婦ケアプロジェクトを採用したおかげで妊産婦死亡率は減少していて、今では全国平均の1/4未満になっている。


名前: Philly139
>>PeregrineFaulkner
それは知らなかったな。そのプロジェクトを採用したことだけが要因なの?


名前: foreignfishes
>>Philly139
2006年からプロジェクトを開始して、他の州では妊産婦死亡率が上昇していく一方で、カリフォルニアでは2007年から逆に下降していった。
ただ、カリフォルニアは他州と比べてより良い医療扶助の仕組みがあるからそれも要因の1つかもね。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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