韓国人「低出生率・高齢化で最悪の道へ現実化…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」 OECD全部門で最下位…

2023年12月18日

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韓国の人口構造が最悪のシナリオを現実化していることが分かった。

歴代の将来人口推計を比較・分析した結果だ。統計庁は中立的な「中位推計」を基準に楽観的(上位推計)-悲観的(下位推計)シナリオを一緒に提示するが、結果的には悲観的な経路に沿って動いた。

先週発表された2022～2072年の将来人口推計で、見出しの指標となる中位推計も「バラ色に近い」可能性があるということだ。

統計庁は2072年の中位推計総人口を3千622万人と予測した。下位推計で総人口は3千17万人で、2千万人台への転落を目の前にすることになる。

極端な少子高齢化は経済協力開発機構(OECD)加盟国と比較しても明らかだ。OECD38カ国のうち、韓国は将来人口の全ての分野で1位または最下位を記録した。

毎回「出生率反発」バラ色…実際は「最悪シナリオ」有力
17日、統計庁によると、「2010～2060年の人口推計」で2022年の合計出生率で中位推計1.37人、低位推計1.00人をそれぞれ予測した。

2015～2065年の人口推計」では2022年の出生率を中位推計1.26人に下方修正したが、低位推計では1.09人に引き上げた。

実際の2022年の出生率は0.78人と集計され、最も悲観的な予測値にも及ばなかった。

出生児数も悲観的な経路をたどった。

2010～2060年の人口推計で2022年の出生児数を中位推計45万人、低位推計32万人と予想した。2015～2065年の人口推計では、2022年の中位推計41万1千人、低位推計35万1千人にそれぞれ下方・上方修正した。

しかし、2022年の出生児は24万6千人にとどまり、最悪のシナリオを大きく下回った。

逆に高齢化傾向は予想範囲を超えて急激に進行した。

2010～2060年の人口推計で、2022年の65歳以上の年齢層が総人口に占める割合は、低位推計17.1%、中位推計17.2%、上位推計17.3%とそれぞれ予測された。2015～2065年の人口推計では、2022年の65歳以上の割合で中位・下位17.2%、上位17.1%を予測した。

2022年の実際の数値は17.4%と高くなった。高齢化の速度を最も早く予測したシナリオまで上回ったことになる。

出生率の最低点は最も遅い予測値が現実化する流れだ。

2010～2060年の将来人口推計で、出生率が2011年1.20人(中位推計)で底を打つという「希望混じりの」見通しを出した。下位推計の最低点は2026年の0.99人だった。

2015～2065年の将来人口推計でも2016年の出生率が1.18人(中位推計)で底を打つと予測された。下位推計の底値は2025年1.07人だった。

中立的な見通しで、遅かれ早かれ反発するという予想を提示したが、いずれも大きく外れたことになる。

今回の2022～2072年の人口推計でも中位底値としては2025年0.65人、低位底値としては2026年0.59人をそれぞれ提示した。

先に「出生率が来年には反発するだろう」という大統領直属の少子高齢社会委員会の見通しが比較的楽観的だ。

圧倒的な低出産・高齢化…韓国、日本より長生きする
予想値を上回る低出産・高齢化は他の主要国と比較しても劇的だ。

今回の統計庁の「2022～2072年将来人口推計」と国連(UN)の世界人口見通しを比較した結果、韓国は年齢構成・扶養費・出生率・平均寿命・人口成長率など全ての部分で1位と最下位を交互に記録することが予想された。

OECD38カ国基準で、韓国の出生率は2022年(0.78人)から2072年(1.08人)まで最下位を維持することになる。出生率1.0人を下回る国は韓国が唯一だ。

15～64歳の生産年齢人口の割合は2022年71.1%で38カ国中最も高いが、2072年には45.8%で唯一50%を下回る。

65歳以上の高齢人口の割合は2072年47.7%まで急上昇し、圧倒的な1位を占めることになる。2072年、韓国を除いて高齢者比率が40%を超える国はないと予想された。

平均寿命は2072年91.1歳で最も長く生きる国になる。韓国に続き、日本(90.9歳)、イタリア・スイス(90.3歳)、スペイン(90.0歳)まで5カ国だけが90歳を超える国として挙げられた。

そのため、生産年齢人口100人当たりの扶養人口は2022年40.6人で最も低い水準から2072年104.2人で1位に跳躍することになる。

2067～2072年の人口成長率では、韓国が-1.3%で最低値を記録すると予想された。-1.0%台の数値は韓国が唯一だ。