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【米国】パレスチナ系アメリカ人は、テキサスの”イスラエルに対するボイコット禁止法”の違憲を主張する

中東,北米

 ユダヤ人差別は現代アメリカにおいてもなお重大な課題である。FBIの2019年の統計によると、同年のヘイトクライム事件8,559件の内995件が反ユダヤ主義に根ざしたもの、つまりユダヤ人を標的にした者であり、特に宗教的動機によるヘイトクライムの場合、その内反ユダヤ主義によるものが60.3%と、2番目に多い反イスラム主義の13.3%よりも遥かに多くなっている。

 したがって、アメリカでは連邦レベルでも州レベルでも反ユダヤ主義を抑えるための各種の政策が行われているわけであるが、その1つに”イスラエルに対するボイコット禁止法”がある。

 これは、現在アメリカの35の州に存在する州法であり、細かな内容は州毎に異なるかと思われるが、テキサス州のものについてその中核的内容は、州政府と契約(請負)関係にある企業がイスラエルに対するボイコットを行った場合、州政府はそれを理由としてその契約を破棄することできる、というもので、ここにいうボイコットとは、イスラエル政府及び、イスラエルとその支配地域で活動する個人や企業に対し損害を与えることを目的とした取引の拒否その他の行為をいう。

 いうまでもなく、イスラエルは国家であり、アメリカ国民であるユダヤ系アメリカ人とは異なるわけだが、反イスラエル=反ユダヤという認識がアメリカでは強く(実際アメリカの反ユダヤ主義団体はほぼ確実に反イスラエルでもある)、これらの州法も反ユダヤ主義に対抗するものとして推し進められている。

 しかし一方では、これらの法上のボイコットの概念が曖昧であるとの指摘もあり、単にイスラエル政府の政策に抗議することでもボイコットとされかねないとして、言論の自由に反するとの見解もある。そして今回、まさしくその主張を行うパレスチナ系アメリカ人についての記事があったので紹介したい。

国家、宗教、歴史、民族、問題の解決はいつになるやら…

「テキサス州の土木技師でパレスチナ系アメリカ人のラスミー・ハスーナ氏は、これまで20年以上にわたり同州ヒューストン市との間で請負契約を行ってきた。

 だが、同市との契約更新を行うにあたり、契約書にとある条項が追加されていることに彼は気付いた。その条項は、彼及び彼の会社が、イスラエルの国家やその商品に対して抗議することを実質的に禁止するボイコット禁止条項であった。

『アメリカでは誰かに危害を与えぬ限りは、何をし、何を言おうと自由だと思っていました。なぜイスラエルに忠誠を誓わねばならぬのでしょうか』とハスーナ氏は語る。

 ガザ地区出身で1988年にアメリカに移民してきたハスーナ氏は、土木工学を学ぶためにサウスダコタ鉱業技術大学に進学、卒業後1992年にテキサス州ヒューストンに移住、1999年に会社を立ち上げてよりヒューストン市からの請負事業を継続的に行ってきて、2005年にはアメリカ市民権を得ている。

 彼はヒューストン市との契約書を確認したあとに、イスラエルへのボイコットを行うかどうかは憲法に基づき彼の自由であり、同条項を消去するように市に求めたが、市側は自分達の管轄外の問題であるとした。

 そこでアメリカ・イスラム関係評議会(CAIR)は、ハスーナ氏に代わってこのテキサス州法を言論の自由を侵害するものとして訴訟を起こした。この訴訟はハスーナ氏にとって大きな経済負担となるかもしれない。だが、彼はその負担に耐える覚悟はできているという。

『私はこれからも市やその他の公共機関との間で仕事を続けたいと思っています。ただ、自分の自由と尊厳を守った上で仕事をしたいのです』と、ハスーナ氏は語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: tactman
数年前にこの法律が州に導入されたときには、州の機関と契約するすべての請負業者に適用された。
しかし、州機関と契約関係にある学校の教師が訴訟を起こした後、2019年に個人事業主には適用されないというように法律の修正を行い
今は従業員10人以上の会社又は契約額が10万ドルを超える契約にしか適用されなくなった。
そして今回の人物はそれが適用されるため、訴訟に至った。

この法律には実効性がないのだから、そもそも法律にするべきではないのだ。
誰がどうやってイスラエル製品をボイコットしていることを証明するのだろうか?
請負業者が食料品を購入するときに逐一チェックするのだろうか?

この法律が成立したときにテキサスのお偉方はイスラエルに祝賀に向かった。
この法律は本当に州民のためのものだろうか?
アメリカの別の州の商品をボイコットするのは自由なのになぜイスラエルに対してだけ許されないのだろうか?


名前: priznut
この法律は完全に憲法修正第一条に反しているのに未だに存続しているのにびっくり。


名前: elmrsglu
>>priznut
これが存続している理由は、これまでにこの法律について異議の申立てがなかったからだ。
違憲判決があるまでは、ひと目で違憲な法律でも存続し続ける。


名前: tactman
>>elmrsglu
異議が申し立てられたことはあったが、州は法律の方を判決前に変更することでその訴えを却下する方向にもっていった。
その法律の変更によって、原告は不利益を受ける立場じゃなくなってしまったからね。
今回の訴えは、その変更後でもなお不利益を受ける人によるものだ。


名前: TexasITdude71
“企業に対する規制が少ない”ことと、“個人的アカウンタビリティ”を誇りにしているはずだったテキサス州


名前: TidusDaniel5
>>TexasITdude71
実際には彼らは個人の自由などにはなんの関心ももっていない。
彼らが気にかけているのは彼らの支持基板である福音主義者にアピールすことだけだ。


名前: MDSGeist
>>TexasITdude71
赤い州も青い州も合わせて35州(ニューヨークかカリフォルニアさえ)が、ボイコット禁止法を制定しているが。


名前: Soggy_Start6599
>>MDSGeist
だからイスラエルを少しでも批判したら、反ユダヤ主義のファシストだと?
共和党がこの手の政策を支持する理由は、彼らが反ユダヤ主義を抑制できるからと考えているのではなく
それによってハルマゲドンがより早くくると信じているからだ。彼らはハルマゲドン主義者なんだ。


名前: MDSGeist
>>Soggy_Start6599
んなこと誰も言ってないじゃん あなたはボイコット運動に賛成なの?


名前: ]Soggy_Start6599 [
>>MDSGeist
私自身はボイコット運動には興味がないし、そもそもイスラエル自体にさして関心がない。
でもアメリカの右翼の狂人達は、ハルマゲンを望むためにそれを気にかけているふりをして憲法を踏みにじっているから、私はそのことに懸念を持っている。


名前: MDSGeist
>>Soggy_Start6599
あなたはまるで子供のように問題を非常に単純化して善悪の二項対立のように理解しようとしているように思える。
チャック・シューマーのような有名な民主党議員が、ボイコット禁止法の最初の推進者であることを知っている?
彼やその他のボイコット禁止法を支持する民主党議員達もハルマゲドンを起こそうする右翼の狂人だと思うの?
ボイコット運動がハマスと関連していることを知っているか?ホロコースト否定論者が集う文字通りのテログループ


名前: Soggy_Start6599
>>MDSGeist
同じことをいうけど、私が懸念しているのはイスラエルについてではなくアメリカ人の言論の自由についてだ。
あなたは今のアメリカ政治においてどれだけロビイスト、特に外国のロビイストが影響力を持っているか全く知らないようだ。


名前: MDSGeist [
>>Soggy_Start6599
なら、あなたのいう言論の自由には、反ユダヤ主義やホロコースト否定論を叫び続ける自由が含まれていると考えているの?


名前: Soggy_Start6599
>>MDSGeist
そうだ。


名前: Wallofman
ハハハ、ここで自由を叫ぶ人達は一方でマスクとワクチンの義務を要求している人々でもある。
あまりにも偽善的な反ユダヤ主義者が多すぎるようだ。


名前: Slypenslyde
美徳シグナリングを嫌う人々からの美徳シグナリング


名前: very_bready_boy
>>Slypenslyde
これは美徳シグナリングではなく、ただただ民主主義が外国によって毀損されていることを示しているだけだ。


著者抜粋翻訳・引用元:RedditとはReddit