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【歴史】新たな研究によると、古代ギリシャ人は赤ん坊を大切に育てていたらしい

歴史

 赤ん坊を大切に育てていたと言われても、そんなの当たり前じゃないかと思われるだろうが、古代ギリシャ人にはこれまで”赤ん坊を大切にしていなかったのでは?”という疑いをかけられていたそうだ。

 そんな悪評の原因は、スパルタ教育の語源でもあるスパルタ人であり、彼らは赤ん坊が生まれるとその健康状態をチェックし、もしそこに問題があると認定した場合にはその赤ん坊を洞窟や崖に捨ててしまった、という記録が残されているそうだ。

 そんなスパルタ人は古代ギリシャ人グループの1つであるから、そうするとそれが古代ギリシャ全体の文化なのでは?という疑いも生まれてくるというわけである。しかし、幸いにして、新しい研究によるとそのようなことはなく、古代ギリシャ人も今の我々と同じく赤ん坊を大切に育てていたとのことだ。

現代人のほうがむしろ酷い?

「紀元前100年頃に哲学者プルタルコスによって書かれた伝記“Life of Lycurgus(リュクルゴスの生涯)”には、スパルタでは生まれた赤ん坊は長老達によって審査され、未熟子であったり奇形があるとされた場合には、弱き者が生きることは本人にも都市にも良いことではないという理由で赤ん坊は屋外に放置され死んでしまった、との記述がある。

 それからおよそ2000年の間、プルタルコスの綴ったこの物語は通説として受け入れられてきた。しかし、新しい研究は、その他の考古学的・文学的資料を詳細に検討することで、この物語が神話にすぎない可能性があることがわかったという。

 現代においてさえ時折生じる嬰児殺しであるが、およそどの文化においてもそれは忌避され軽蔑されてきたものであり、ギリシャ人だけそうではないと言える証拠はおよそ無いと、カリフォルニア州立大学の古典学者デビー・スニード氏は語る。

 スニード氏は、そもそもプルタルコスが書いた物語は、彼自身の生まれる700年も前の出来事であったことを指摘する。しかも、その物語には一方では極度に低身長で足に障害を負ったスパルタ王が登場しているという

 さらに同氏によると考古学的にも、深刻な健康問題を抱えていた赤ん坊でも十分な保育を受けていたことを示唆する証拠があるという。例えば、1931年にアテネの井戸から400人を超える古代の赤ん坊の遺骨が発掘されたが、それらの遺骨からわかったことは選抜的な嬰児殺しではなく、当時の高い乳児死亡率が反映された結果にすぎなかったことや、重度の水頭症児であっても生後6~8ヶ月まで生きていたことなどである。

 他の証拠として、同氏が口蓋裂の子供用に作られたのではないかと推測する特殊な形の陶器の瓶の存在や、重度の口蓋裂他の奇形をもった大人の彫像が作られていることを同氏は指摘し、これらのことは障害や奇形を持った赤ん坊でも十分に養育されて大人になることができたことを示しているという。

『嬰児殺しが無かったことを示す証拠はたくさん見つかりましたが、逆にそれがあったという証拠はなにもありませんでした』と、同氏は語る。

 一方、マンチェスター大学の古典学者クリスチャン・ライス氏は、スニード氏の主張と比べれば消極的であり、他の文明の例や民俗学的見地から、古代ギリシャでも赤ん坊を育てる余裕がなければ捨てられ死んでいっただろうとする。

 ライス氏は、『もちろん古代ギリシャ・ローマ文明全体をして嬰児殺しの文明であったと定義する気はありません。しかし、その証拠が見つからないということとそれが無かったというのとは違います』と語り、証拠が残っていない理由については、嬰児殺しに対する羞恥心がそうさせたのではないかと考えているとした。

 これに対してスニード氏は、そのような批判は現代目線の先入観以上のなにものでもないという。つまり、現代における障害者に対するネガティブ評価の存在をして、古代人も同じくそうであっただろうと思いこ込んでいるにすぎないのではないかということである。
『しかし、病気や障害を持つ乳児をケアすることに古代の人々が力を尽くしていたことを示す様々な証拠があります』と、同氏は語った。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: Wardog_E
すべての赤ちゃんは脆弱な存在である、ということに誰も気付かなかったのだろうか?


名前: Styx92
ギリシャ人全体はそうでなかったが、スパルタ人はやっていたという話か。


名前: ucjuicy
>>Styx92
その通り。
スパルタがどうだったかはまだなんともだが、おそらく時折やっていたのだろうというのが私の理解。
そもそも古代ギリシャ人全体がそれをしていたという認識が存在していたこと自体をはじめて聞いた。


名前: The_Q_Word138
>>ucjuicy
そもそもプルタルコスの記述は、スパルタが嬰児殺しとしていたという直接的なものではなく
スパルタ人が強いのは、かつてそれを行い弱い赤ん坊が淘汰されたからだ、というものだった。
そして記事はその他の証拠はそのことさえ否定しているからおそらく嬰児殺しはなかっただろうというもの。


名前: ShepardRTC
>>Styx92
記事にはスパルタ人はそれをしていなかっただろうとはっきり書いてあるだろ。


名前: WormFrizzer
>>ShepardRTC
そんな記述はない。


名前: Novexus
>>WormFrizzer –
スパルタ人が嬰児殺しをしていると示唆する証拠はプルタルコスの記述以外にはなく
この記事は他の証拠に照らしてそれが信用に値しないということを書いているんだよ。


名前: rom-116
なんだかなぁ。私の学んだ歴史はすべて間違っていたのだろうか。
本当に学びたいなら古代ギリシャ語を学び直接文献を読んでいくしかないのだろうか?
もう何も信じられないよ。


名前: ComradeGibbon
>>rom-116
仮にスパルタ人が嬰児殺しをしていたのなら、周辺都市のギリシャ人達がそれに言及した文献を残していただろう。
でもそれは存在せず、あるのは700年後にローマ人が書いたものだけ。
これは歴史学者の友人から聞いた話だけれども、人間というのは事態が起きているときではなく、そのずっと後になってからかつての敵について色々なことを主張する傾向があるとか。


名前: sparkreason
フェニキア人についても子供を生贄にしていたかどうかという議論があるが
どうやらそれは既に病気などによって死んだ子供を神に捧げることで、次に生まれてくる子供の健康を願うという儀式だったようだ。
古代において子供を失うということは無償の労働力を失うことであるから、わざわざ自分から捨てたりはしないだろう。
だから育てられる限り育てるだろうし、子供の生贄云々というような話は、ローマやその他のフェニキアのライバルによるプロパガンダにすぎない。


名前: GenderJuicy
>>sparkreason
出産は母体の命を奪うことも多いことを考えるとね。


名前: Peter_deT
>>sparkreason
しかしフェニキア人の上流階級において幼児を生贄に捧げていたというのは、時間軸も空間軸も違うヘブライ人とローマ人の両方が報告していることだ。
そもそも子供を育てる余裕がないという理由での嬰児殺しは現代に至ってもまだありふれたことだ。


名前: Cybugger
>>Peter_deT
ローマもヘブライもフェニキア人について悪評を振りまくのに十分な動機があり、それらの史料は話半分に受け取るべきだ。


名前: patienceisfun2018
赤ちゃんはすべて弱いわけだから、ギリシャ人が生き残ったことがそれが無かった証拠となるだろう。


名前: thebestoflimes
>>patienceisfun2018
体の弱い私でさえどんな赤ちゃんと戦っても勝てるからなぁ。


名前: Robbotlove
>>thebestoflimes
より早く走り、高く飛び、上手に絵を描き、計画を練る
すべてにおいて赤ちゃんに勝っている…


名前: CoupClutzClan
>>thebestoflimes
でも1万人の赤ちゃん軍だったら?


名前: BEWMarth
>>CoupClutzClan
真剣に考えてみて、仮に10万の赤ちゃんvs私ならどうなるだろうか。
最初はそれを手当たり次第しばいていくことは可能だろう、だがそんなことをしている内に彼らは四方八方に逃げていくことになる。
それを探し回って私が苦労している間に、時が経ち、彼らは学び、大きく育っていく。
その時狩られるのはどちらだろうか?


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit