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【米国】ディファンド・ザ・ポリス(警察予算削減運動)は失敗しただろうか

北米

 カリフォルニア州は以前より、少額窃盗についての軽罪化など、一般的に進歩的といわれる刑事政策を推し進めてきた地域であるが、その歪がでてきているのだろうか。逆に同州サンフランシスコ市の市長は、積極的な取り締まりへの意思を示している。

 進歩的な刑事政策を求める流れの中の1つにディファンド・ザ・ポリスがある。これは、『警察から資金を取り上げろ!』というアメリカで広がる政府・警察非難のスローガンであり、警察予算削減政策の要求でもある。もとより評判の悪いアメリカ警察であるが、ジョージ・フロイド氏の件やそれに伴うBLM運動の活発化の中で反警察感情は頂点に達した。

 アメリカの警察予算が実際に高すぎるのもたしかである。今回のニュースの舞台であるカリフォルニア州はその群・市のものを含めて刑事司法関係機関(警察・裁判所・刑務所など)全体にかかっている予算が年間500億ドル(警察だけで200億ドル)を超えているとされる。

 とはいえ、ディファンド・ザ・ポリスの中核はやはり人種問題であり、警察が強度のレイシャル・プロファイリング(警察の人種選好性)を行っており、それゆえ有色人種が白人と比べて不当に多く逮捕等されるなどして不利益を受けているという主張が問題の根幹といえる。

 その上で、警察予算の削減を主張する人は、削減から生じる余った予算を根本的に犯罪を減らす効果が期待できるプログラム(教育や住宅支援など)に割り当てるべきであると主張する。

 このような流れの中で、サンフランシスコ市のロンドン・ブリード市長も警察改革を主張しており、その一環として、2020年8月には同市の警察予算から1億2,000万ドルを削減し、それを黒人コミュニティの支援に回すとの発表を行っていた(但し、実際にはほとんど削減は行われなかったようだ)。
 だが先日、同市長は同市の犯罪の増加に対処するため、警察に”積極的措置”を採らせるとし、犯罪者に対して”寛容ではない”との宣言を行った。

もちろん安全が最優先です

「火曜、サンフランシスコ市ブリード市長(民主党)は、『犯罪者によって我々の街が支配され破壊されています。しかし警察に積極的な措置を採らせることでこれを終わらせます。もはや我々は犯罪に対して寛容ではいられません』と、語る。

 同市長は、サンフランシスコ市における犯罪対策の一環として、一定の要件の下で監視カメラの映像にアクセスする権限を警察に与えるとし、特に状況が悪化している市内テンダーロイン地区の安全性を高めたいとする。

著者注:テンダーロイン地区については、昨日、犯罪と薬物汚染の悪化から同市長が同地区について緊急事態を宣言した。記事の中で同市長は『ディファンド・ザ・ポリスを叫ぶのは簡単です。しかし、では誰が子供の安全を守るのでしょうか?』と語っている。

『今私が提案していること、それに今後提案するであろうことに不安に感じる人もいるでしょうが、そんなことは気にしていられません。安全こそが最優先です。今我々が日々目にする犯罪は限度を超えたものになっています』と、同市長は語った。

 現在、サンフランシスコでは“白昼堂々の強盗”が日常化しており、そのため営業時間の変更や閉店を余儀なくされる企業が増えている。例えば薬局大手ウォルグリーンも同地域内の一部の店舗を閉店することを発表し、スーパー大手セイフウェイも24時間営業を取りやめた。

 同市長は、自身のSNS上に『治安を悪化させる根本的な原因(住宅、医療、平等など)への対応にも引き続き取り組みますが、しかし今は治安に対してより即効性のある施策が必要なのです』とするメッセージを投稿した。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: 10Cinephiltopia9
選挙が近づきつつある中で民主党は犯罪対策についての世論調査で支持が急落してる。
アンチ警察がなにをもたらすかなんて常識さえあれば簡単に予見できることなのにな。
だから今回のことを嬉しく思ってはいるが、おそすぎるし、なにより実際に行動に移すのか怪しんでもいる。
ともかくもディファンド・ザ・ポリスは多くの人々の命を奪っただけだし、そして奪われた命のほとんどは
この運動が主張したそれによって守られるはずだったマイノリティーの人々だった。


名前: Small_Ad6318
>>10Cinephiltopia9
実生活の中でディファンド・ザ・ポリスなんて主張している奴を見たことがない。
ほとんど実態もないような極右と極左の主張だけが大々的に宣伝されて、さも彼らばっかりになったようにされているけど


名前: AngryDuck222
>>Small_Ad6318
しかしこの市長は主張しちゃったんだよ。


名前: 10Cinephiltopia9
>>Small_Ad6318
あなたが見たこと無くても政治家にはそれが見えるようで、だから彼らはそれに従う。


名前: SchoolPsychStudentNE
SchoolPsychStudentNE 34 ポイント 2日前
>>SchoolPsychStudentNE
実際のところサンフランシスコでも目覚め運動に対する反発が強まっているけど
いつになったらそれが政治家達や彼らの政策に反映されるかねー


名前: zephyrus256
まずは自分達の政策の失敗を認めたらどうなんだ?彼らがかねてより推し進めてきた
“すべての犯罪は構造的な抑圧が原因であり、警察をソーシャルワーカーに置き換えれば問題は解決する”
という妄想的イデオロギーが間違っていたことが証明されたわけだよね?
自分を謙虚な気持ちで見つめ直し、間違いは間違いだったと受け入れる方法を学んでくれ。


名前: darkknight95sm
>>zephyrus256
警察力によって短期的には犯罪を減らせるだろうが、長い目で見てより犯罪を減らすのは教育やメンタルヘルスケアなどであるというコンセンサスがある。
でもこれらは長い時間を必要とするから往々にして政治家たちは実際に問題に向き合うとしない。
だからそれは文字通り構造的な問題だし、この市長は、短期的には警察も大事だということを認めつつ、より長期的な対策もしていくと言っているじゃないか。


名前: Dudeman-Jack
>>darkknight95sm
いや一番の問題は刑務所だ。犯罪者を社会から隔離する施設は必要だけど、それは刑務所を地獄のような場所にしていいという意味じゃなくて
むしろそこは更生教育をしっかりして、社会に復帰できるようにさせる場でないといけない。


名前: jreed11
>>Dudeman-Jack
もう十分に今でも刑務所内での更生プログラムはたくさん行われているのに、どうしてこう刑務所にそれがないみたいに言いはる人達が多いのか理解できない。
それにアメリカの刑務所は予算が足りない部分はあるにせよ全然今でも地獄じゃないから。


名前: Small_Ad6318
>>zephyrus256
>“すべての犯罪は構造的な抑圧が原因であり、警察をソーシャルワーカーに置き換えれば問題は解決する”
これがストローマンでなければなにがストローマンなのだろうか。


名前: Late_For_Username
>>Small_Ad6318
彼らの主張をシンプルにしただけだろ。どこがストローマンなんだ。


名前: PhysicsCentrism
>>Late_For_Username
ほとんどの人、たとえディファンド・ザ・ポリスを叫んでいる人達でさえも、警察を完全にソーシャルワーカーに置き換えろなんていわないし
“すべての犯罪”は構造的な抑圧が原因なんて誰も思っちゃいない。
相手の主張をねじ曲げるというストローマンの定義そのものだぞ。


名前: Wild-Dig-8003
おせーよ。
1年前ディファンド・ザ・ポリスを叫んでた奴が今更


名前: incendiaryblizzard
>>Wild-Dig-8003
実際にはほとんど警察への予算削減はなかった。


名前: ThriceG
>>incendiaryblizzard
じゃどれぐらい予算削減されたの?


名前: ImWithEllis
>>incendiaryblizzard
またいつもの“酷い結果になったから、実際にはやらなかったことにしよう”作戦か
それに騙される奴がいると思ってるの?


名前: FenderMoon
>>ImWithEllis
本当お決まりのパターンだよな。失敗が明らかになったら自分は関係ないってふりをする
ある時は“ごく一部を除き、ほとんどは平和的なデモでした”だったか。


名前: PhysicsCentrism 4
>>ThriceG
サンフランシスコでは、2021年に600万ドル減だけど、減ったのは空港関係のセキュリティについてだな。
それに2022年には2,000万ドルの予算増額が行われるみたい。
著者注:SF警察の年間予算の推移、17-18: $583million、18-19: $611million、19-20: $692million、20-21: $661million


名前: phoenixthekat
検事がリコールされるを見越して路線変更を始めたのか、あるいはサンフランシスコの現状に本当にショックを受けてなのか
あるいは単なる政治的ポーズで実際には何もする気はないのか。
著者注;サンフランシスコの地方検事チェサ・ブーダン氏は繰り返しリコール請求をかけられており、来年の6月に解任投票が行われる。それで、彼のリコールが要求される背景についてだが、例えば、2020年の後半3ヶ月の間に、重罪に該当する家庭内暴力容疑で逮捕された131人の内113人を不起訴処分としたとか、再犯を繰り返している犯罪者をすぐに仮釈放しその者が殺人を行ったり、そしてなによりサンフランシスコにおける犯罪が増加していることなどが原因である。


名前: secrethint15
>>phoenixthekat
最後のに賭けるわ。まっ結局のところ彼らは権力の維持以外にはなんの興味もない。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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