【海外の反応】大谷翔平が米国の税法を変えようとしている…

2024年4月21日2024年5月6日

アメリカではタックス・デーが終わった。特に、ドジャースのスーパースター、大谷翔平選手の10年総額7億ドルの契約による6億8000万ドルという前代未聞の繰延報酬に注目が集まっている。これにより、繰延報酬に上限を設け、州がより多くの税収を獲得できるようにする可能性のある法案を米国議会に求める動きが活発化している。カリフォルニア州雇用経済センターの試算によると、大谷選手は現役引退後に他州に移籍することで、州税を最大9800万ドル節税できる可能性があり、税の不平等が懸念されている。

カリフォルニア州以外でも、特にスポーツ契約において、年俸の上昇や独創的な報酬体系といった幅広い傾向を反映し、繰延報酬の人気が高まっている。また、翔平の通訳であった水原一平が翔平から数百万ドルを盗み、現在、税金詐欺の罪に問われていることから、この問題は翔平にとってより深刻なものとなっている。専門家は、特に優先事項の競合や2024年に予定されている大統領選挙を考慮すると、連邦レベルでの法案可決には困難が伴うと予想している。

アスリートにとって、税制上の理由だけでなく、引退後の生活への備えとして、年俸を繰り延べることはますますポピュラーになりつつある。ブリュワーズのクリスチャン・イエリッチのように、50歳になるまで年俸250万ドルを受け取る選手もいる。これはMLBの選手にもよく見られることで、1990年代の選手には現在でも年俸をもらっている選手もいる。