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【生活】”男性らしさ”を持つことが女性のうつ病を減らすかもしれないという研究報告

2021年8月29日生活

 女性は、男性と比べて一般的にうつ病になりやすいことがわかっている。それはなぜだろうか?もし、それが生まれもった肉体的な性差に基づくものであるならどうしようもない。だが、新しい研究報告は、そうだとは断言できないことを示唆している。

優しい人ほど傷つきやすい?

 サウスチャイナ師範大学のホン・リー教授の研究報告によると、"男性らしくない"場合には、男性であっても女性であってもうつ病の罹患率が高まることが分かった。
「『女性は、生物学的な性別の違いだけで、ハイリスクなうつ病に苦しむのか?しかし、心理的社会的性別(ジャンダー)は、生物学的性別よりもさらに正確に、うつ病のかかりやすさを予測する有効な指標となりうることがわかりました。』
 チームは、"男性らしさ"とうつ病の間には、男女ともに強固な負の関係があることを発見した。男らしさの高い人は、男らしさの低い人に比べて、抑うつ症状のレベルが低かった。また、"女性らしさ"と抑うつ症状との間には弱い負の関係があり、特に高学歴者や高所得国に住んでいる人に見られた。」
 更に、男性らしさと女性らしさの両方を高いレベルで備えている人が、抑うつ症状のリスクが最も低いこともわかった。
『性別や年齢にかかわらず、性別役割分担の特徴がうつ病の予防になることが示唆されました。つまり女性であれ男性であれ、男性らしさ(行動的、諦めない、積極的、決断力があるなど)を強く支持する人は、うつ病にかかりにくく、女性らしさ(温かさ、優しさ、愛情深い、同情的、共感的など)も、うつ病のリスクを減らす役割を果たしうると思います。
 逆に、男性らしさと女性らしさを競合を認めない(例えば、男性は強くあるべきで女性らしくあってはいけない、女性は優しくあるべきで男性らしくあってはいけない)というような古い考え方は、一部の精神障害(特にうつ病)を促進する可能性があります。なので、性差を超えた自由な個人の特性を促進させることが、うつ病の男女格差を減らす方法だと期待されます。』」
 著者抜粋翻訳・引用元:こちら

 ということで、最も良いのは、"積極的で活発で何事も諦めない決断力を持つ温かく優しく愛情深い他者に同情的で共感的な人物"であることのようだ。中々高いハードルだが、そのような人になれたのなら、うつ病と言わず多くの問題を回避あるいは解決できる人物になれるに違いない。
 近年、ジェンダー・バイアスが個々人や社会にとって如何に有害な影響を与えているかという研究報告が相次いでいる。そのうち、最も頻繁に語られるのは、"男は仕事、女は家庭"という固定観念が女性の社会進出を妨げているというものだ。男女の所得格差などの問題を今なお抱えながらも、もはやその固定観念自体は若い世代はほとんど有していないだろう。しかし、それは社会からジェンダー・バイアスがなくなったことを意味しない。今後はこの研究のような、ジェンダー・バイアスが人々の心に与える悪影響についての研究と解決がより求められるのではないだろうか。

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: I_DONT_GIVE_A_MIOTA
 傷ついたり落ち込んだりしていることを認めない、隠してしまうのもまた男らしさではないだろうか?この研究における”男らしさ”は単に自信に満ちている人と言ってるだけのように聞こえる。自信のある人は落ち込みにくいのだろうか?


名前: BeaversAreTasty
>> I_DONT_GIVE_A_MIOTA
 嫌なことを思い返すことはトラウマからの回復を妨げる。傷つき落ち込んだことを認めることと思い返すことは微妙で難しい関係だ。ひょっとしたら「男なら泣き言をいうな」と教えられた子供達は、嫌なことを思い返すという行為から守られているのかも。


名前: CamelBeast83
>> BeaversAreTasty
たしかに、嫌な気持ちや状況を引きずることと、傷つき落ち込んだことを認めて乗り越えることは違うだろうね。


名前: ball_was_life
 男らしさのもたらす悪い側面を認めればこそ、男らしさがもたらす良い側面を認めることができる。
 そして、今回の研究で一番重要な発見は、「男性らしさと女性らしさの両方を高いレベルで備えている人が、抑うつ症状のリスクが最も低いこともわかた。」という部分


名前: drbooker
>> ball_was_life
 ある人物が、男性らしくもあり女性らしくもあることができるなら、そもそもあえて性別を連想させながら特徴を説明する必要があるのだろうか。


名前: AnotherUser256 12
 今年初めてレディットで男らしさについて肯定的な投稿を見た


名前: onlyforsex
 この研究はアジェンダー(自分が特定の性別に属すると考えない人)だと自認する私にとってとてもおもしろい。ジェンダーの役割に忠実たらんとすることは、他の人も私のような人もみなを苦しめている。しかし、両方の良いところを持っていることが一番良いことだ。


名前: Forzasterbated
 自分の人生を振り返ったり思い返したりすることに時間を費やす人は常に落ち込んでいて、逆に常に目標に向かって走り続ける人は落ち込まない。