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韓国人「財政投入なきバッドバンクは『空っぽの殻』」個人債務者救済策の矛盾を指摘
韓国の金融機関における不良債権処理機関「バッドバンク」は、その運用において多くの問題を抱えていると指摘されています。特に、個人債務者の救済を目的としながらも、政府の財政投入が不十分である点が批判の的となっています。
「ザ・スクープ」の連続企画「ナンバリング+バッドバンク残酷史」の第3回では、バッドバンクの効率性を高めるための解決策を探っています。これまでの連載では、韓国のバッドバンクが個人債務者の不良債権解消に焦点を当てている特異性と、歴代政府の政策が当初の目標を達成できなかった点を指摘してきました。
本来、バッドバンクは金融機関の健全性確保のために設立されるものですが、韓国では個人債務者の不良債権整理が主な目的となっています。これは、個人破産・再生制度のような「司法型債務調整」が機能不全に陥っていたためです。しかし、政府が個人債務者救済のためにバッドバンクを用いると決めたにもかかわらず、その目的達成に十分な努力をしてこなかったと記事は指摘します。
バッドバンク政策の主な問題点として、まず「敷居の高さ」が挙げられます。債務者のモラルハザードを助長するという批判を避けるため、申請条件が厳しく設定され、多くの個人債務者が恩恵を受けられない状況です。しかし、返済能力のない人への貸し付けは、債権者の判断ミスも一因であり、債務者のみを問題視するのは公平性に欠けるとの見方もあります。さらに、信用が低いという理由で高金利を徴収しておきながら、債務不履行の責任を全て債務者に転嫁するのは不当だと指摘されています。
もう一つの大きな問題は、「財政投入なし」でバッドバンクを運営しようとしている点です。債務者が健全な経済活動に戻ることは、生産性回復を促す社会的な投資としての意味を持ちます。2025年末時点で金融不良債務者93万人のうち、40代・50代が半数近くを占める現状を鑑みると、彼らが早期に債務調整できれば国民経済全体に利益をもたらします。政府が企業に公的資金を投入して正常化を図るのと同じ論理が、個人債務者にも適用されるべきです。にもかかわらず、個人向けバッドバンクには公的資金が投入されず、実質的な不良債権解消が困難になっています。法人には産業生態系保護を理由に巨額の公的資金が投入される一方で、個人には「モラルハザード」という道徳的基準が厳しく適用されるのは不均衡だという批判も根強いです。
解決策としては、司法型債務調整が本来の役割を果たせるよう、予測可能な常時債務調整体制を構築することが重要です。具体的には、債務調整後の信用回復経路を明確にし、金融取引への復帰を早めること。また、個人再生の弁済期間や破産・免責の要件を緩和し、「烙印効果」を減らす努力が必要です。長期的には、住宅担保ローンの延滞問題も検討すべきだと提言されています。現在は個人再生の対象外とされていますが、債務者保護の観点からは検討の価値があるとしています。
歴代政府の轍を踏む懸念がある中で、現在のイ・ジェミョン政府が異なる道を歩めるのか、今後の政策に注目が集まります。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/665/0000007394
