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【心理学】ナルシストが企業組織内で成功する理由は、”さもリーダーかのように振る舞う”から

心理学

 日本でナルシストといえば、"容姿についての自己評価が高いキザな奴"程度の意味でしかないが、海外、特にアメリカではナルシズムは極めて悪い人格特性と考えられており、ちょうど日本におけるサイコパスのような扱いになっていると思っていただければ丁度良いかもしれない。

 実際、ナルシズム、サイコパシー、そしてマキャヴェリズムは、3つセットでダークトライアド等とも呼ばれているのだが、一方で、これらの人格特性が社会的・経済的な成功に結びつくものとしても考えられており、そのため、"億万長者や政治家=ナルシストだ"というような認識まで広く浸透している。

 では、実際それらが成功しやすい人格特性であるとして、その理由・プロセスはなんだろうか。

リーダーっぽい奴がリーダー

「ナルシズムは、"尊大"、"優越感"、"特別感"、"嫉妬"、"虚栄心"、"特権意識"、"搾取的"、"自己顕示欲"、"共感性の欠如"、"自己陶酔"、"自画自賛"等の特徴で表される人格特性である。

 このナルシストは、一般的に地位や権力に対する関心が強く、実際に会社組織においてトップにまで早く上り詰める可能性が高い。今回の調査では、このナルシストが、なぜ他の従業員と比べて昇進する可能性が高いのか、そのメカニズムが調べられた。

 ナルシストが昇進を早める理由として2つのメカニズムが考えられる。
 1つめの"力の誇示仮説"は、ナルシストはその特性ゆえに、大きなリスクを取ったり、あるいは自信に満ちて行動する姿、つまり職場における”力の誇示”(権力者のように振る舞うこと)を行い、それが人々に有能さやリーダーシップを感じさせるからではないか、というものだ。

 もう1つの"印象管理仮説"は、自分の業績を強調する自己PR、お世辞などのごますりによる”印象管理”がうまいからではないか、というもので、実際にこれまでの研究によりダークトライアドの特性をもつ人々は一般的に印象管理に長けていることが示唆されており、特にナルシストは、社会的地位に敏感ゆえに地位の高い人に取り入るのがうまい。

 では、この2つのメカニズムのどちらが彼らのより早い昇進の理由なのであろうか。従業員とその管理者を対象として行われた3つの調査により、ナルシズムと行動(力の誇示、印象管理)と昇進の可能性との間のそれぞれの因果関係が調べられた。

 その結果、力の誇示と印象管理の両方とナルシズムとの間には相関関係があることが分かったが、力の誇示仮説のほうがよりナルシズムと相関関係が強かった。
 そこで力の誇示と昇進の可能性との因果関係を調べた3回目の調査では、力の誇示性が高い従業員は、管理者からより高い評価を受け昇進の可能性が高いことが分かった。

 研究者らは、この結果について”暗黙のリーダーシップ理論”と一致すると考えている。この理論は、リーダーシップを示す典型的な態度を見せる個人は、実際にリーダーとみなされる可能性が高いというものだ。また、”リーダーシップアイデンティティ理論”とも一致するという。この理論は、リーダーシップは、人々の間で『自分がリーダーである』、又は『部下である』との一連の主張と承認の行動を通じて発達していく、と考えるものだ。

 つまり、昇進を望む者は、職場でより多くの力、自信、権威を持って行動するべきだ。もちろん、職場によっては、力の誇示よりも協調性や友好性のほうが評価されるところもあるだろう。しかし、多くの企業では、協調性よりもリーダーシップをより高く評価するため力の誇示は報われるだろう。

 したがって、そのような企業で昇進を目指す場合、現在の職務を超えて、自分がチームを率いることを想像し、将来のリーダーとして何を行うべきかを考える必要がある。その行動が、あなたがより大きな仕事をする意思があること、その能力があること、ひいてはあなたには昇進する資格があることを人々に伝えることになる。」

著者抜粋翻訳・引用元:こちら

以下、この記事についてのレディターの反応

名前: cq20
成功のために他人の犠牲を顧みず心も傷まないのなら会社というビジネスの世界ではそりゃうまくいくだろうな。


名前: Guilty_Jackrabbit
>>cq20 571
周りの人間が自分のことをあまりよく知らない環境でならそれは機能するかもしれない
でも、しばらくしたら周りの誰もがそいつがナルシストであることを認識して、関わり合いたくないと思うから、それをどう乗り越えるかが問題だ。


名前: brokennthorn
>>Guilty_Jackrabbit
どうせ昇進したら周り全員ナルシストになるから気にする必要はない。


名前: wickedwizzid
>>cq20 571
自分の利益のためなら友達さえ利用しようとする男と共に育ったよ。
そしてその男は大きな自動車販売店の財務責任者として今では25万ドル以上稼いでる。


名前: Darth_Kahuna
>>cq20 571
会社ならっていうか、この手の連中はNPOを作ったり、法王になったり、軍人になったり、政治家になったり、なんでもやる。
どこの世界でも、自信に満ちて力強く行動する人間は頼りにされるから。


名前: Blarex
>>cq20 571
この記事の内容は、ナルシストは他人を犠牲にして成功するからって話じゃない
彼らが自信まんまんにリスクを取って行動できるからという話
成功者はみなモンスターだというような考えはやめるべきだ。


名前: squigglesthecat
>>Blarex
成功者はモンスターだと言ってるのではなく、モンスターは成功する資質を持っているという話


名前: x4u 417
ナルシストの大きな強みとして、彼らは他人に嘘をつかないから説得力があるのだと思う。
彼らの嘘は、自分自身に向けられているもので、その中から自分が本心から信じている嘘を自覚なく他人に話す。


名前: hoyeto
>>x4u
そうは思わないな、ナルシストは自覚をもって嘘をつくよ。
ただそこに後ろめたさがないから説得力があるだけで、彼らはうまく嘘をつけない人を内心馬鹿にしているだろう。


名前: x4u
>>hoyeto 8
最初はそうかもしれない、でも時と共に真実と嘘の境目がぼやけてくる。
彼らは信じたい嘘にエネルギーを注ぎ込んで、さもそれが真実のように自分で感じることができる連中なんだ。
結局は、その嘘が彼らにとっては真実になって、もう別に意識して嘘をつく必要がなくなる。
そして自分にとっての真実と現実に矛盾を感じたら、非常に動揺して不快になってしまう。
私はこういう人の間近で数年生活したが、それを理解するのに長い時間がかかったよ。


名前: Enigmedic
アホな軍人と同じで、誰も彼を部下として採用したくないから、普通なら誰も行きたがらないような訓練とかにひたすら送られる。
その結果、昇進の場面になると、他の誰よりもよい職務履歴を彼らが持ってしまう。


名前: Catnip4Pedos
>>Enigmedic
そんなのどこにでもあるさ。昔働いてた小売で、どうしようもないクソバカなチームリーダーがいたんだけど、それが他店の店長に昇進したんだ。
なんでだ?ってことで皆して上司に聞いたら”それが追い出すのに一番簡単な方法だから”って
その6ヶ月後にそのバカは無能を理由に解雇されたな。


名前: cambeiu
これは、営業職とかでは当てはまると思うが、技術職なら当てはまらないのではないかな。
技術職の場合”有能であるように振る舞う”ってことが難しいし、プロジェクトをすすめるために協調性も大事だからね。
ナルシストが成功しないとは言わないが、有利には働かないだろう。


名前: 3rdDegreeBurn
>>cambeiu
いや、ここでの問題は、実際に有能であることは問題とならないということで、同僚や上司をコントロールできるかという話なわけで。
真の有能さなんて、上り詰めるためのほんの一要素にしかすぎない。それどころか、ナルシストは協調的な職場でほどうまくいくと思うね。
そっちのほうが他人をコントロールするための機会が大きいから。


名前: Mobely
実際に原著論文を読んでみると、リスクを取ることについて何も書かれてない。
自信まんまんであることも、力の誇示に含まれてなかった。
論文における”力”とは、”雄弁、断定的、又は妥協しない”ことと定義されている。
また、監督者が何者であるのかは説明されていないから、それがマクドナルドの店長なのか、企業の取締役なのか分からない。
3つ目の調査は、アンケートに答えれば金がもらえるサイトを使っていた。だからそこの監督者が本当に監督者なのか怪しいものだ。
それでも、この研究の結論である『従業員は、従業員のように振る舞うよりも管理職のように振る舞えば、実際に管理職に昇進する可能性が高くなる』という部分は注目に値する。
つまり、おとなしく従順であるよりも、妥協せず積極的に行動するほうが良いという意味だ。
自分は、同僚に対してはそのような態度にしてみようと思う。
でも、上司にはしないな。だって、誰も言うことを聞かない部下を昇進させたいとは思わないだろ。


著者抜粋翻訳・引用元:Reddit

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