韓国人「韓国がまさかの高齢者貧困率1位…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」

2023年12月21日

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韓国は今年、経済開発協力機構（OECD）の調査で高齢者貧困率1位を占めた。働く高齢者の割合が最も高いのに貧困問題が深刻であることが調査された。さらに大きな問題は、韓国の高齢化速度が世界最高水準であるという点だ。OECDは、2082年には労働人口1人が高齢者1人を養っても足りないほど韓国の高齢者人口が急増すると予測している。

韓国の高齢者所得貧困率40.4％、OECD圧倒的1位

OECDが13日（現地時間）発表した「年金一目で見る2023」（Pensions ataGlance2023）報告書によると、66歳以上の韓国高齢者の所得貧困率は40.4%で、研究対象となったOECD加盟37カ国の中で最も高かった。所得貧困率の研究資料は、関連数値が更新されていない一部の国を除き、2020年を基準に集計された。

所得貧困率は、平均所得が中位所得の50%未満の人口比率を指す。37カ国のうち、所得貧困率が40％台の国は韓国が唯一だった。2位のエストニアは34.6%、3位のラトビアは32.2%だった。

高齢者の貧困問題は、高齢層になるほどさらに深刻であることが分かった。66～75歳集団で韓国の所得貧困率は31.4％、76歳以上集団では52％だった。各集団で所得貧困率が30%、50%以上となった国は韓国が唯一だった。

全人口の平均所得に対する高齢者の所得比率でも韓国は最下位だった。66歳以上の韓国高齢者に与えられる可処分所得は、全人口の平均所得に対する68%で、リトアニア(67.4%)に次いで2番目に低かった。76歳以上の集団の可処分所得は平均所得比58.6%で最下位だった。

韓国高齢者が働いてもお金がない理由…所得不平等格差が最も大きかった
注目すべきは、韓国の65～69歳の雇用率が50.4%で、日本(50.9%)に次いで2位だったことだ。働く高齢者の割合が高い韓国が貧困率で1位を占めたことになる。

所得の不平等度を示すジニ係数でも注目すべき結果が出た。ジニ係数は0から1の間の数値で表示され、1に近いほど所得不平等問題が深刻であることを意味する。66歳以上の高齢者層のジニ係数が最も高いのは、0.5を記録したコスタリカだった。コスタリカ全体の人口ジニ係数は0.487で高齢者層と大きな差がなかった。所得不平等が深刻だが、高齢者層だけの問題ではないという意味だ。

一方、韓国の66歳以上の高齢者集団のジニ係数は0.376、全体人口のジニ係数は0.331で、両者の差は0.045で、OECD37カ国中最も高かった。これは韓国の高齢者集団が社会平均よりはるかに深刻な所得不平等問題を抱えていることを示している。

原因は貧弱な年金が挙げられる。年金の所得代替率でOECD平均は50.7%だったが、韓国は31.6%に過ぎなかった。これは国民年金のような義務的公的年金と義務的な私的年金を合わせて計算した結果だ。デンマーク、オランダ、スウェーデンなど8カ国は民間年金への加入を強制している。オランダの所得代替率は74.7%で、66歳以上の高齢者集団と全人口のジニ係数はそれぞれ0.248、0.297だった。高齢者集団のジニ係数が韓国と異なり、社会全体より低かった。これは、高齢者層の所得分布が社会全体に比べて均等であることを示している。ギリシャの66歳以上の高齢者集団のジニ係数も0.285で社会全体(0.32)より低かった。 ギリシャの年金所得代替率は80.8%に達した。

報告書でOECDは「ギリシャ、イタリアなどの国は2019年基準でGDPの16%を年金に支出する」とし「一方、チリ、韓国、メキシコなどの国が年金に支出する財政比率はGDPの4%以下」とした。続いて韓国を取り上げ、「年金制度がまだ未成熟だ」と指摘した。

2082年、韓国、労働人口100人が高齢者117人を支えなければならない「最高齢国家になる」。
韓国の人口高齢化の速度を考慮すれば、年金だけでは高齢者の所得不平等問題を解決するのは難しいと思われる。OECDが20～64歳の労働人口に対する65歳以上の高齢者人口比率を調査した結果、韓国の比率は2052年に82.3に達すると予想される。これは労働人口100人が高齢者82.3人を支えなければならないということだが、OECDは2082年までにこの数値が117まで上昇すると予想した。労働人口より扶養すべき高齢者が多いという意味だ。これは現在の最高齢国である日本を上回る予想値だ。日本の比率は2022年基準で55.4と集計され、2052年には80まで上昇する見通しだ。

OECDは「韓国はOECDで最も速い高齢化に直面している」とし、「2082年、韓国は最高齢国になるだろう」と述べた。